2015年春アニメ『SHOW BY ROCK!!』、『血界戦線』どうだった?

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『きんモザ』からの
『ハイスクールD×D』コンボは危険!

怒涛の春アニメの新番組ラッシュ、みなさんはどのアニメがお気に入りになりそうですか? 本日は関東圏の大きなお兄さんたちのゴールデンタイムになるであろう、『ハロー!きんいろモザイク』と、『ハイスクールD×D BroN』がTOKYO MXで24時から連続放送です。

両番組とも女キャラクターの魅力満載ですが、かたやほのぼの、かたや超お色気と連続で放送するのどうなの!? とおもえるほど好対照。放送順が『ハロー!きんいろモザイク』からなのが救いです。

もし『ハイスクールD×D』から放送になったら、行き場の失ったリビドーできんモザのキャラクターを眺めるという生殺しタイムになりそうです。

ということで、本日は、昨日4/5に放送された深夜アニメ新番組『SHOW BY ROCK!!』、『血界戦線』の視聴後レビューをお届けします。

mitok内の「公式アニメ動画をチェック!無料アニメまとめ」ページでは、新作・旧作問わず各種動画サイトにアップロードされたアニメ作品を一時間ごとにチェックして更新しているので、アニメ配信視聴のお供にどうぞ。

想像以上の問題作!『SHOW BY ROCK!!』

サンリオアニメというアニオタの終末治療施設ともいうべき土曜朝の狂気タイムを、丁寧なアニメ化で定評のあるBONESがどう描くのか? そもそもBONESを起用する時点でサンリオアニメなのにストーリー主体の普通の深夜アニメなのか? ビクビクしながら予想した結果は、「やっぱオカシイ作品になるんじゃない?」でしたが、実際に放送をみると……。

想像を軽くぶっちぎる狂気に満ちていましたね……。

特筆すべきは、現実世界の人間フォーム、デジタル世界?に飛び込んだ猫娘フォーム、そしてライブ時を中心に描かれるほぼ猫マスコットと、ヒロイン一人で三形態をこなすんですが、変身の基準がさっぱりわからないこと。

変身した理由がまだわからないとかそういう謎を残す的なチャチなもんじゃない。もうなんか同一のシチュエーションでカットが切り替わっただけで猫娘のはずがほぼ猫マスコットにもう変わってる。そして、カットが切り替わるともちろん何の説明もないまま猫娘に戻ってる。そこに説明はない。誰が誰なのか今どの形態なのかわからなくなって酩酊しました。

最初はライブ中だけほぼ猫マスコットになるのかな?とおもったら演奏中に戻ってましたからね。戻った!? とおもったら猫マスコットにすぐなってたし。カット切り替わりの瞬間にどんな変身をカマしてるのか非常に気になります。他のキャラクターも全部そうで、画面内でマスコット形態のやつと中間ガウォーク状態も平然と混在。

SDキャラでテヘ!とおどけたあと普通の等身に戻るアニメは多いですが、変身かましてルックスガン変わってますからね……。新しい表現の扉を無造作に開きまくりですよ。

しかも、その三形態のうち、マスコット形態の時だけフル3DCGでの作画に切り替わります。ダンスシーンだけとかシチュエーションで切り分けてるわけじゃないのがかなりドキドキしますね。そのうえ、セルの質感と3DCGの質感を均して見やすくする配慮はゼロ、というかマイナス

マスコット形態では影がグラデーションで、かつ深めにかかり、色は暗めのパステルタッチなのに、手書きパートではコントラストバキバキの色合いで影も階調塗り。ハッキリ言って同じアニメの隣り合ったシーンだと言っても誰も信じないですよ

質感は統一して視聴者のストレスにならないようにして、お話以外のトゲになりそうな要素は排除するのが普通のアニメのマナー。じゃないと視聴者は普段気にしていない違和感に気を取られてストーリーが理解できなくなるから。凄い尿意抱えながらだとアニメのお話わかんなくなるのと一緒ですね。だから普通のアニメはこんなことしない。話のわかるやつだ

だけど『SHOW BY ROCK!!』はそんなこと気にしない。シェードが綺麗にかかったマスコットのほうがかわいいからシェードかけます。手書きはコントラスト効いてるほうが派手でキャッチーだからそうします。違和感? キャッチーだからいいんじゃね? なんならもっと違和感強めとく? とかいいそう。怖いしヤバイ。

このへんのざっくばらんさとか、違和感をくすぐるだけくすぐってアフターケアはしないという狂気は土曜朝のサンリオタイムでは極普通に起こる事態ではあるのですが(アニメの中でずっと円形にワイプが切り抜かれその中に実写のヤギが草くったりしてたし)。

でも、その時の衝撃とまた質の違う衝撃がありました。土曜朝のサンリオタイムはだいたい作画が低調で違和感のまえに「ゆるい」んですよ。全体的にゆるいことで作風の統一がなされている。が、BONESは真面目だから手を抜かない。全部全力。だから違和感も全力で視聴者に襲いかかってくる。

そして襲われた視聴者こと筆者は、視聴後壊れたように「ケモノ…カワイイ…ケモナー…ナル…」とうわ言をいうマシンに変貌…。ストーリー? ええと、なんかケータイの中に引き込まれて、気がついたら谷川紀章が堕天使の羽をまき散らしながら絶唱して、宮野真守がクソ長いリムジンでナンパしてきた…カナ? まあいいじゃないか! そんなこと!

来週も楽しみで、今から震えが止まりません。来週も必見!

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