【今年の電子書籍ニュースまとめ前編】kindle vs 有象無象の中で市場はどうなっていくのか

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2014年、さすがに電子書籍元年という言葉は去年を境に聞こえなくなり本格的な普及が始まった感のある電子書籍。ブログや情報サイトでも電子書籍のセール情報や書籍紹介をよく見かけるようになりました。今寄稿しているmitokもその中の一つなわけですが。

しかし、今電子書籍と言うとニアイコールamazonのkindleという状況です。楽天koboが必死のセール攻勢で巻き返しをはかったり、KADOKAWADOWANGOがBOOKWALKERの活用を狙って川上会長の肝いりでソーシャル化を推進して巻き返しをはかったりと2014年はさまざまな動きがありました。今回は2014年の電子書籍ニュースをまとめながら現在の業界状況の整理と2015年はどうなるのよ? というところを見て行きたいと思います。前回は、「【今年の牛丼ニュースまとめ】デフレ国民食『牛丼』から観る2014年の日本のお財布事情」で牛丼から観るファーストフード業界をまとめたのでまだ見ていない方は目を通してくださいね。

電子書籍市場の状況の変化〜kindle一人勝ちの確立

まずは2013年と2014年の業界状況の変動を見てみますか。

現在利用している電子書籍サービスは

1位 amazon kindleストア 40%

2位 紀伊國屋 BookWebPlus 13.4%

3位 Sony Reader Store 10.1%

4位 楽天kobo 7.4%

5位 BookLive! 6.7%

1位 amazon kindleストア 55.2%

2位 Apple iBook Store 17.5%

3位 紀伊國屋 Kinoppy 13.5%

4位 楽天kobo 11.9%

5位 Reader Store 11.0%

~中略~

9位 KADOKAWA BOOK☆WALKER 4.6%

10位 Google Play Books 3.5%

という具合です。利用率調査なので、シェアとはイコールでは結べませんが、ざっくり言うとamazon kindleストアのサービスインが2012年の10月ですから上陸2ヶ月で電子書籍市場の圧倒的一位をとり、2014年はさらにその利用率を伸ばしたことになります。その間、国内電子書籍の雄だった紀伊國屋をはじめ主だったサービスの利用率は横ばいで、楽天koboのみ1.6倍に伸ばしたことになります。でも、楽天koboがそんなに頑張ってもiPhone標準搭載でなんだかよくわからないままに購入できるぽっと出のApple iBook Storeにあっさり抜かれている物悲しさが泣けます。

2014年も終わろうとしている現在はこの傾向はさらに顕著に現れてくるでしょう。伝聞ではありますが、中小出版社によっては自社で抱える電子書籍リリースの売上の70%近くはkindleストアで上げているケースも耳に入ってきます。(次頁へ続く)

※キンドルのシェアが70%に読める誤記があったので訂正しました。前述のとおりOnDeck調査はあくまで利用動向調査でシェアそのものではありません。また売上の大部分をkindleストアに依存している出版社はマンガ、成年向けあたりを出していないところほどその傾向は強い印象です(12/17)