【おすすめWebマンガ】ワンパンマン(ONE・村田雄介)〜 俺より強いヤツに……会えない! マジで強すぎるヒーローはこうなるのだ!!

▲公式PVがある

日々更新されるWebマンガ。大手出版社も本腰を入れ始め、その量たるやハンパな数ではなくなってきた。いくら我らがマンガ大好きジャパニーズだとはいえ、すべてを追いかけるには時間がいくらあっても足りないことだろう。積んどくことができない媒体なのも悩ましいところ。そこでmitokでは絶対に外せない注目作品を定期的にご紹介。Webマンガ、これを追うべし!

原作:ONE 作画:村田雄介『ワンパンマン』 となりのヤングジャンプ連載

強い。素晴らしいことである。では強すぎるならどうか? ふむ、悪いことではないんじゃないかな、とは思うがヒーロー譚としてはどうだろう。……微妙だ。ピンチになって秘められた能力が覚醒、修行してレベルアップ、仲間と共に努力して悪を倒す。こうした展開がないと盛り上がらない。そもそも悪者が簡単に瞬殺されては話が続かないだろう。しかし、そこにあえて挑戦した漫画が話題を呼んでいる。それがコチラ。最強無敵のヒーローが活躍する『ワンパンマン』だ。デデーン!

なぞと擬音を加えてみたのは、いまさら紹介するのも気がひけるほどウェブ漫画界では超有名作品だから。ロックバンドに例えるならビートルズ、クソゲーならばデスクリムゾンみたいな存在といえばわかりやすいか。いや、わかりにくいか。ともあれすでにアニメ化も決定している本作のヒットが、現在のウェブ漫画ブームのきっかけとなったのは間違いないといえよう。元は原作者であるONE自らの手による漫画。そちらも個人サイトで現在も連載中だが、こちらは『アイシールド21』などで知られる村田雄介によるリメイクだ。

ヒーロー漫画としては主人公の設定が前代未聞だ。怪人怪物が世間にやたらと登場する世界観。趣味でヒーロー活動を続けていたハゲ……いや、サイタマは冷めている。ヒーローに憧れて力を手に入れたものの、あまりに強くなりすぎて熱い戦いがまったく出来ないからだ。人類を滅ぼす勢いの怪物を前にして、ゆるキャラを相手にするように相対するサイタマ。そしてワンパン。はい、終了。彼は言う。圧倒的な力ってのは、つまらないもんだ、と。

俺TUEEEEな中二系キャラではないのがヒジョーにシュール。スーパーの特売日には買い出しに行くような、至って普通の生活をしているところも脱力してしまう。また単にそんなギャグ一辺倒ではないのも本作品の魅力だ。イケメンサイボーグのジェノス、超能力を持つ美少女タツマキ、人類最強と呼ばれるキングなど、サイタマ以外にもヒーローは数多く登場する。彼らがサイタマに代わって熱い戦いを繰り広げる。ちゃんとカタルシスもあり、盛り上げてくれるわけだ。

言わば邪道と王道の狭間に咲いた一輪の花。ヒーローの存在とはなにか? そこに言及する出オチで終わらないストーリー展開も深い。

『ワンパンマン』掲載情報

・作者:原作:ONE 作画:村田雄介
・掲載メディア:となりのヤングジャンプ

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