【Web漫画】これは闇が深い……『カガクチョップ』はキルミー作者のキュート&バイオレンスすぎる異色ギャグ!

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日々更新されるWebマンガ。大手出版社も本腰を入れ始め、その量たるやハンパな数ではなくなってきた。いくら我らがマンガ大好きジャパニーズだとはいえ、すべてを追いかけるには時間がいくらあっても足りないことだろう。積んどくことができない媒体なのも悩ましいところ。そこでmitokでは絶対に外せない注目作品を定期的にご紹介。Webマンガ、これを追うべし!

カヅホ『カガクチョップ』 COMICメテオ連載

アニメ版の放送は3年前でありながら、今もコアなファンから根強い人気を集めるギャグ漫画『キルミーベイベー』。現在でもまんがタイムきららキャラットに載ってますが、同じ作者さんがWebのCOMICメテオでも連載を持ってます。これが『キルミー』の魅力である可愛いキャラたちの日常ギャグの中に見え隠れするバイオレンスを一層ブーストした作品で、ファンにはたまらない切れ味があるんスよ!

科学部部長の鈴園沙衣は、ヘンな実験と発明を日々繰り返しているマッドサイエンティスト。クラス委員長の長倉蓮は学校の秩序を守るため科学部へ釘を刺しに来るのだが、たびたび沙衣のヘンテコな発明品の実験台にされてしまう。

絵柄はシンプル&キュート。1話完結のエピソードはトンデモ発明品を枕に二人と科学部部員の盛本(もるもと)さんがドタバタを繰り広げる、漫才かショートコント風味のフォーマットです。ぱっと見では単に絵が丁寧で可愛い日常ギャグ漫画ですが、そのギャグの中身が大問題!

沙衣がネズミ捕りマシンを作れば、原型を留めない勢いでネズミを圧殺。アブトロニック風の腹筋マシンを作れば、爆発して腹部ごと脂肪を燃焼(未遂)。幻覚が見えるアロマを調合するわ、熱を感じなくなる皮膚薬の実験で熱湯を頭から被るわ腕を直火で炙るわ……可愛い絵柄で何かと女の子に痛いことをさせまくり!

これが絵的な派手さや大仰さで笑かす方向性ならともかく、シンプルな描線と凝った擬音や手描き台詞を組み合わせ、地味に的確にバイオレンスを演出してくるのがスゴいところ。現在公開中のエピソードだと、ファンカバーのない扇風機が羽で美少女の顔をガリガリ削る第32話がハイライトでしょうか。発明品のアイデアは毎回奇抜ながら、日常感覚で想像可能な痛みの表現が上手すぎる……

本気でビックリする描写も多々ありますが、エグみはしっかりブラックジョークに昇華済み(あるいは綺麗に投げっぱなし)。『サウスパーク』よろしく「なんてこった!盛本さんがまた死んじゃった!」と気軽に笑い飛ばせるテイストとなっております。

作者のファンのみならず、「そういうのはちょっと……」という人にも試しに読んでみてほしい一作。可愛いのにエグい、ってな方向の作品の中ではかなりバランスが取れた漫画だと思うッス!

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『カガクチョップ』掲載情報

・作者:カヅホ
・掲載メディア:COMICメテオ

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