USB3.0対応メモリカードリーダーはどれが買い? アマゾン人気モデルから選んでみた(分解&速度をテストして)

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メモリーカードリーダー、どういうものを選んでいるだろうか。近ごろのSDメモリーカードはClass10(10MB/s)の高速仕様が当たり前。USB2.0対応カードリーダーの場合、実効速度ベースで考えると、そろそろ速度の天井が見えはじめてきている。もはや高速型メモリーカードを使うには、USB3.0対応カードリーダーが必須といっても過言ではないだろう。

ではどんなモデルをチョイスすればよいだろうか。というわけで、アマゾンで人気の売れ筋5製品をピックアップして分解・検証を行なってみた。

今回検証したメモリカードリーダー

「USB3.0対応」「アマゾンで売れ筋」のメモリカードリーダー5製品をピックアップした(以下参照、価格は2015年9月7日時点のアマゾン販売価格)。

トランセンドUSB 3.0 Super Speed カードリーダー(TS-RDF5K)915円
エレコムUSB3.0対応メモリリーダライタ(MR3-A006BK)1,364円
サンワサプライUSB3.0 カードリーダー(400-ADR303BKAZ)1,280円
バッファローUSB3.0 マルチカードリーダー(BSCR22TU3WH)2,382円
EC Technology3スロット カードリーダー(U10-CR3001S)1,899円

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検証① ベンチ―マークテスト(CrystalDiskMark)

読み書き速度テストツールの定番『CrystalDiskMark』を使い、各メモリカードリーダーにおけるSDメモリーカード(東芝製『EXCERIA SD-JU032G』32GB / SDHC UHS-1対応 / 公称値Read:95MB/s, Write:60MB/s)への読み書き性能をチェック。伝送経路ロスを少なくするため、USB3.0ポートはマザボ背面コネクタへ直接接続している。

使用PC)マザーボード:ASUS SABERTOOTH X79 / CPU:Intel Core i7-4930K / メモリ:16GB

検証② 基板・チップ確認

カードリーダーを分解して中身を検証。どんなコントローラーチップによって性能など傾向が変わってくる。

検証③ 発熱

転送時におけるコントローラーチップの発熱(最高温度)をチェック。どのていどまで熱くなるのかを知っておけば、ホットなカードリーダーに驚かなくて済む!?

 

というわけで、さっさとベストバイを確認したい方は
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以下、もうちょい知識ネタです。

【知っておきたい】USB3.0の伝送ロス

USB3.0採用製品においては、ケーブルが「直付け」「コネクタ付き」かに注目。USB3.0の信号は5Gbps(約625MB/s)にもなる高周波のため、伝送経路にハンダ付けや自由配線、接点などがあると信号にノイズがのってしまい、接続エラーの原因となる。しかも結構シビアだ。自作PCなどでUSB3.0ポートをフロントパネルに配線した経験のある人ならピンと来るかも知れないが、USB3.0はケーブルの延長に弱い。配線はなるべく短く、できればマザーボード背面コネクタへの直付けであるのが望ましい。

【知っておきたい】コントローラーチップのあれこれ

カードリーダーのコントローラーは「SoC(System on a chip)」と呼ばれるマイコンが使われている。今回エントリーしたモデルに使われていたコントローラーを以下に挙げておく。ほとんどのSoCが外部メモリにファームウェアを持っているタイプのようだ。

Realtek RTS5306E

速度は他チップとくらべてやや速いものの、チップ温度が高く、動作中は70℃弱まで上昇した。今回の検証製品中、同チップ搭載モデルはサンワサプライ(400-ADR303BKAZ)で対応カードはSD / microSDの2種のみだが、チップ性能としてはメモリースティック PRO-HG DUO(4bit)にも対応するようだ。

搭載モデル:サンワサプライ(400-ADR303BKAZ)

Realtek RTS5301

速度は他チップにわずかに劣るも発熱は低め。で、いきなり余談だが、今回は検証対象外のサンディスク製カードリーダーには同チップが搭載されており、海外では無名メーカー製の同チップ搭載カードリーダーのファームウェアをサンディスク製に載せ換えるハックが登場している。128ピンという外見からさらなるポテンシャルを秘めている可能性も。

搭載モデル:バッファロー(BSCR22TU3WH)

Genesys Logic GL3233

速度、チップ温度ともに中間クラス。64ピンタイプと48ピンタイプがあり、48ピンはCFカードのインターフェースが省略されている。ちなみに、チップの性能的にはCF6.0(UDMA7対応)、メモリースティック PRO-HG DUO(8bit)、マルチメディアカード Plus(8bit)接続が可能なようだ。今回検証したモデルでは対応していないが。

搭載モデル:トランセンド(TS-RDF5K)、エレコム(MR3-A006BK)

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次ページからは各製品を検証していこう。