【レビュー】今期は何見る? アニメライターが語り倒すオススメ新作テレビアニメ10選! ~『ガンダム』から『緋弾のアリア』まで

anime01_2

10月ももう半ば、今期の新作テレビアニメもほぼ出揃いました。秋期の新作も50タイトルを超え、毎度のことながら「どれ見ればいいのかわかんねえよ!」とお手上げ状態のアニメファンも多いハズ。

ということで、放送してるアニメはとりあえずほぼ全部見るという習性を持つライター久保内・寺田の両名が、1・2話チェック段階でオススメの新作アニメをそれぞれ5本ずつ選出。煮詰まったオタの目線から各作品の見所を語り倒していきます。

挙がった作品は以下のとおり。視聴タイトルを決めるご参考までに。それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです!

ライター・久保内信行が選ぶオススメ新作5選
1位.『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
2位.『ハイキュー!! セカンドシーズン』
3位.『学戦都市アスタリスク』
4位.『コメットルシファー』
5位.『ヴァルキリードライブ マーメイド』

ライター・寺田龍太が選ぶオススメ新作5選
1位.『ランス・アンド・マスクス』
2位.『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』
3位.『緋弾のアリアAA』
4位.『対魔導学園35試験小隊』
5位.『Dance with Devils』

まずは鉄板? 『あの花』タッグの『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』

anime01公式ホームページより)

STORY

「厄祭戦」という大戦争の終結から約300年後。地球圏が平和を享受する一方、火星圏では地球の分割統治からの独立の気運が高まっていた。火星都市クリュセの独立運動を率いるクーデリア・藍那・バーンスを護衛する民間警備会社クリュセ・ガード・セキュリティは、武力組織ギャラルホルンの襲撃を受ける。囮にされた三日月・オーガスら少年部隊は大人たちに反旗を翻し、「厄祭戦」時代のモビルスーツ、ガンダム・バルバトスで戦いに臨む。

久保内:監督は長井龍雪、シリーズ構成・脚本は岡田麿里というスタッフ陣もあり、1話からの注目率と完成度は断トツ。まずはコレでしょう!

寺田:お前が勧めなくてもみんな観るよ。あ、感想? カッチリしすぎてて個人的には好みじゃないけど、画面を追ってるだけで楽しめるクオリティの高さでした。あと、なんとも男臭かった! 血と硝煙の匂いがしますよね。

久保内:適当言うなよ。でもまあほそやん(オルガ・イツカ役の細谷佳正氏)が鬱屈してたらそりゃ男臭いよね。ほそやん愛してる。長井監督らしいスマートな演出がまず魅力的で、作業マシンっぽいモビルワーカーばかりの味方部隊に対して、量産型でも敵モビルスーツが初めて現れた時のあの絶望感! あと、オーガスとオルカのダブル主人公で、明確にバディものの形式なのが『ガンダム』シリーズでは目新しい点かも。

寺田:コネクティブ・ヒナ!(唐突)

久保内:『バディ・コンプレックス』はバディというかストーカーだったね? バディのあり方としては『天元突破グレンラガン』に近いけど、鬱屈を抱えているのがアニキ格の方ってのがリアリティあって面白いです。欠点と言えば、まだ女の子キャラが少ないこと? 自我が既に確立してるけど変に甘ちゃんとか理想が極端とか、富野っぽさを岡田麿里が解釈した濃い女子がたくさん出てきそうで楽しみ!

寺田:岡田さんの描く女性はいつも怖いので不安です。

久保内:萌えアニメファン的には戦争よりも女性が怖い、とのことでした。

 

王道バレーバトル、待望の2期! 『ハイキュー!! セカンドシーズン』

anime02公式ホームページより)

STORY

小柄ながら卓越した運動神経とバネを持つ日向翔陽。コート上の王様とあだ名される天才セッター影山飛雄。宮城県立鳥野高校排球部で再会した因縁の二人は、次第に協力してライバルたちに立ち向かっていく。第2期はインターハイ予選での敗北後、春高予選に向けて強豪校が集う東京合宿に参加する鳥野高校排球部が描かれる。

寺田:これまた鉄板ですね。

久保内:いや、迷ったんですよ。鉄板を入れたら鼻で笑われちゃうかなあと。煮詰まった萌アニメファンの寺田さんに白眼視されるかな、と。日和った感じで恥ずかしい! 俺つまんないラインナップでごめんな! でも最高!

寺田:(なんだこのアラフォー……)

久保内:これも男臭い!  でもマジでよくできてて正直ビビります。とにかく見ろ! これしか言えないですね。一話目冒頭でボールのラリーしてるだけで全員のキャラクターをほぼセリフなしで過不足無くやり切るとかまじ匠!

寺田:次行きましょうか。

久保内:ほんと凄いんだって…!

 

ポスト「ひゃん!」は手堅い作り? こってり学園ファンタジー『学戦都市アスタリスク』

anime03公式ホームページより)

STORY

未曾有の大災害・落星雨(インベルティア)により、未知の元素・万応素(マナ)と特異な力を持つ新人類・星脈世代(ジェネステラ)が現れた世界。天霧綾斗は水上学園都市六花(通称アスタリスク)の一学園・星導館学園高等部に転入するも、赤髪の美少女ユリスの着替えを見ちゃったり、巨乳で東山奈央な生徒会長クローディアに誘惑されちゃったり、幼なじみの沙々宮紗夜がぼんやり無口な青髪っ子で可愛かったりと、その学園生活は超ドキドキで……!?

寺田:とても丁寧な演出と絵作りですが、お話はコテコテなラノベ原作アニメですね。メインヒロインが赤髪で開幕ラッキースケベな展開が同期の『落第騎士の英雄譚《キャバルリィ》』とダダ被ってましたが、『境界線上のホライゾン』『魔法科高校の劣等生』の小野学監督と『プリズマ☆イリヤ』『六畳間の侵略者!?』の大沼心監督とではずいぶんフィーリングが違いました。一緒にすんな!とお怒りなのでは?

久保内:でも1話のストーリー自体はだいたい一緒だったよ! 冒頭で着替え見て「消し炭~!」の流れは運命感じたね。『精霊使いの剣舞《ブレイドダンス》』以来のラッキースケベで「ひゃん!」と怒って「消し炭よ!」フォーマットは、『緋弾のアリア』の「風穴よ!」の方が先なの? ただ、『落第騎士』は二話でどっちかっていうと『新妹魔王』のほうにお話が舵切ってきててソレはソレで驚いた。

寺田:『緋弾のアリア』が先ですね。こういうアニメには本家本元「ひゃん!」の真打ち木戸衣吹さんを出演させる義務があると思うのですが?

久保内:いま風穴の方が先って言ったばっかじゃねえか! まあ昔ながらの「成敗!」のバリエーションだし、あだち充も『ToLOVEる』の古手川もやってることですよ! たはは、むふ!  もちろん好きです。でも敵の末路を一言で叫ぶのはなぜか最近っぽく感じますね。刀の錆にしてくれるわ、よりももっと「結果」な感じある。そんなコテコテ感でも本作を選んだのは、 小野学監督の“ウリ”を一個に絞った手際の良さ(『劣等生』のお兄さま!とか)と映像センスが毎度のこと見事だから。分かりやすい例で言うと、萌えアニメでもエッチなシーンでカット割りが多いスタイリッシュ路線と、カメラが止まってキャラだけ動くコテコテ路線とがあるワケですよ。筆者は本作を含めて前者、もう一人の人はなんか後者が好きみたいです。という感じで、あらすじが似ていても監督の作風でこうも違う作品になるのか! 的な見方をすると楽しいと思います。

寺田:いいこと言う。(CMの青髪な井澤詩織風)

久保内:うるせえよ!

次ページでは『コメットルシファー』『ヴァルキリードライブ』『ランス・アンド・マスクス』……どれもヤバかった!