【レビュー】ライフログ好きを刺激するフィットネストラッカー『Atlas Wristband』を試してみた……!

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ライフログツール好きとしては気にならざるを得ないフィットネストラッカー『Atlas Wristband(アトラス リストバンド)』。ざっくり説明すると、スポーツジムでの運動を記録してくれる腕時計型デバイスですね。

イマドキなスマホアプリ連動仕様で、エクササイズによる強化部位や心拍数、消費カロリーなどもチェックOK。見た目はなんだか未来派野郎でガジェット好きのココロをプチ刺激。ちょいとばかし付き合ってみたので使用感をご報告いたしましょう。

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Atlas Wristband は、2014年3月にクラウドファンディング「Indiegogo」で約64万ドル(約7,400万円)を調達して話題になっていた、Atlas Wearables社製フィットネストラッカーです。

そのコンセプトとルックスに惹かれてうっかり194ドルを払った後、度重なる発売延期を経て(その間にAppleがソフトウェアエンジニアを引き抜いたり)、発表から2年、ようやく手元に届いたわけです。ほぼ忘れていた頃に。ちなみに現在は米Amazon.comでも249ドル(約29,000円)で販売中。

Atlas Wristband のルックスをチェック

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あまり類を見ない、バンドから本体片側がはみ出したデザインとなってます。カラダの動作の認識精度を高めるためにも、手首から指二本分あけたあたりに装着するといいらしい。

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本体はバンドから着脱可能な仕様。マグネットで固定、取り外すことでmicroUSBポートを通じた充電が可能になります。

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もちろん操作はタッチ式。スワイプとかできそうな気がしますよね? でも、できないんです。3分割(左・中央・右)されたエリアへのタッチを認識しているだけですぞ。操作性はかなり良好っす。

Atlas Wristband は筋トレのお供

では商品説明とまいりましょう。 まずは Atlas の利用イメージ動画をどうぞ。

はい、エクササイズの種類を認識して、実行回数を記録してくれるツールですね。特にダンベルやバーベルなど器具を使ったトレーニングに強い模様です。動作モードは「Coach」と「FREESTYLE」の2種類が用意されています。

2016020824▲Coachモードは次に実施するエクササイズを教えてくれる。

Coachモードでは「◯◯運動を△△回、□□セット実施」などの運動プログラムに従って進めるモードです。計画的に肉体を鍛えたいときに使うとよい感じでしょうか。プログラムはプリセットを使ってもいいですし、自分で構成することも可能です。プログラムの作成、運動記録の管理はすべて専用アプリ(iOS / Android)で行ないます。

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▲Coachモードで実践するエクササイズは自由にプログラムすることが可能。用意されたエクササイズから……って全部英語表記だから、どんな内容なのかググらないとわからない! Prisoner Squat ってなんなの!(調べたらわりと普通だった)

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逆に FREESTYLEモードは自由に運動してOKなモード。といっても、認識するエクササイズは事前登録したもののみ。最大15種類までしか登録できないので(エクササイズは全部で50種類以上用意)、よく考えて選ばないといかんですね。もっとたくさん登録できればいいのに。ジムではトレーニング器具を自分が望むような順番で使えないことも多いことから、FREESTYLEモードのほうが現実的だったり。

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で、ダンベルをえっさえっさと持ち上げてみます。

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お、確かにエクササイズの種類(Dumbell Bicep Curl)と回数(REPS)を認識してる。

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でも、当然ながらウェイト(KGS)は自動判定してくれないので、手動で入力。面倒ですな~。この処理、なにげにテンションが下がります。わりと回数も誤認識しやすいので、そちらも手動で訂正です。

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エクササイズを一通り終えたら、アプリで同期(Bluetooth)。負荷のかかった部位をビジュアルでチェックOK。そのほか実行したエクササイズの詳細や心拍数なども確認できます。

まだ理想形には届いていない Atlas Wristband

見てくれとコンセプトはけっこういい Atlas Wristband ですが、実際のところ、マイライフにおきましてはだいぶ出番が減ってしまいました。その理由がこちら↓

  • エクササイズの実行回数は最終的に手動で修正する必要がある(わずかな数えミスなら無視すればいい? でもその使い方を受け入れていいんだっけ?)
  • ダンベルやバーベルの重量を都度入力するのが面倒(事前に重量込みのプログラムは作成可能だけど、急に重量を変更する場合は……)。
  • 認識しない動きが多い。体幹や下半身まわりなど腕の動きが小さいエクササイズには無反応、というか認識対象エクササイズとして登録されていない。
  • 心拍数(HEART RATE)モードをジョギングで使うと、消費カロリーは他のジョギング用アプリとだいたい同じ数字が出るものの、それなら走行情報を詳細に記録できる専用アプリを使う。
  • トラッキング時のバッテリー持続時間は1.5時間くらい。ちょっと心もとない。容量120mAh。
  • 3気圧防水。シャワーや水泳時などの着用はダメ(ジムで使うのに!)
  • 睡眠記録モードがない(そういうツールじゃないのは承知してるけど、FAQにもある

腕時計として使う手もありますが、消費電力モードで使ってもバッテリーの持ちはせいぜい1日なので微妙。そんなわけで現状は、心拍数測定ツールとしてジョギング時に装着する程度になっています。本当はもっと使いたいのに!

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▲ジョギングログを『Nike+ Running』(左)と『Atlas』の心拍数モードで同時記録。消費カロリーは227kcalと232kcalなので、一応 Atlas だってジョギングに使えなくもない。

うーん、Atlas Wristband、コンセプトはすごくいいんですよねぇ。ルックスも。それでも理想の形まではあと二歩、三歩といったところでしょうか。カラダの三次元動作を認識するわけなので、精度が高まり、認識対象エクササイズが増え、明らかに面倒な修正操作が省略されていけば……!

現状では、ダンベルやバーベルなどの器具を使った計画的な筋力アップを目指している人、全身運動がメインという人(Burpee と聞いてすぐわかる人とか?)には良いかとは思いますが、やはりエクササイズ全般に対応してくれるのがベストですよね。

開発元の Atlas Wearables からは製品に関する情報(Tipsとか)が日々メールで届いており、フィードバック&改善を繰り返していく姿勢が強く感じられます。なので、今後に期待しています!

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▲アプリを起動して最初に表示された画面。こんなカラダになっちゃう? ちなみに右の画面は Burpee で強化可能な部位。各エクサイズの負荷がかかる部位をチェックできる機能はおもしろい。

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