【Web漫画】新鋭贈るフルカラーゴシックファンタジー! 『ツインドルの箱庭』が謎に圧倒される出来だった……!

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日々更新されるWebマンガ。大手出版社も本腰を入れ始め、その量たるやハンパな数ではなくなってきた。いくら我らがマンガ大好きジャパニーズだとはいえ、すべてを追いかけるには時間がいくらあっても足りないことだろう。積んどくことができない媒体なのも悩ましいところ。そこでmitokでは絶対に外せない注目作品を定期的にご紹介。Webマンガ、これを追うべし!

稚野まちこ『ツインドルの箱庭』 となりのヤングジャンプ連載

少女漫画や乙女ゲーなど若い女の子向けのオタクコンテンツって、モチーフとしてゴシック趣味が入ったものがやけに多いですよね。アニメだと『ダンスウィズデビルス』とか『AMNESIA』とか、吸血鬼ものからダークファンタジーからお耽美なBLまで、ゴシック文学的な怪奇幻想趣味やゴスロリファッションなどの現代ゴス文化が相当土壌に根付いている感があります。そんなサブカルチャーとしてのゴス的感性がスゴく典型的かつスゴい濃度で発揮されたフルカラーコミックが、となりのヤングジャンプで異彩を放っておりますよ!

主人公は魔法の国に住む双子の姉弟、ジゼルとジル。二人は金色の杖「夢みる黄金の針」を使って、魔力の糸で物を縫い命を吹き込む魔法が得意だった。その力でぬいぐるみ職人として評判を得る弟ジル、一方で看護婦になったものの芽が出ない姉ジゼル。姉弟の仲に亀裂が入るなか、町で大事故が起こり四肢損壊の死体が大量に病院に運び込まれる。バラバラの人体を魔法で縫合するジゼルだが、そのせいで杖は呪われ、彼女は謎の失踪を遂げてしまう。

大小自在のコマにぶち抜きと情報をたっぷり詰め込んだ密度感、ノドを貫く飾り枠線、あちこちにデザイン的に配された花や植物や人形や人の手足といった小道具類、魔女や魔法使いなどのメルヘンと生きた人形・死体縫合などのダークなモチーフの併置。イラストレーターさんの作品らしく、滅茶苦茶に装飾性が高い絵面と色使い、特殊なコマ割りがまず圧巻です。「スゲエ読みづらい!」ってな方向で驚く向きもありましょうが、好きな人ならドハマリできるハズ!

可愛いものとコワいものとを目一杯ごちゃまぜにしたこれぞ現代ゴシックな特濃ファンタジーだけど、お話は現状ライトな掛け合いとミステリ調のじわじわ展開が基本で、綺麗な絵柄とあわせて一般読者でも楽しめるテイスト。それでも感性的には相当ディープな匂いがバリバリ漂っており、今度どうなるのか非常に楽しみな一作となっております!

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『ツインドルの箱庭』掲載情報

・作者:稚野まちこ
・掲載メディア:となりのヤングジャンプ

 

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