【Web漫画】アシッドギャグ作家新作はゲスすぎ変身ヒロインコメディ! 『干支天使チアラット』がヒドすぎて楽しいぞ

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日々更新されるWebマンガ。大手出版社も本腰を入れ始め、その量たるやハンパな数ではなくなってきた。いくら我らがマンガ大好きジャパニーズだとはいえ、すべてを追いかけるには時間がいくらあっても足りないことだろう。積んどくことができない媒体なのも悩ましいところ。そこでmitokでは絶対に外せない注目作品を定期的にご紹介。Webマンガ、これを追うべし!

中川ホメオパシー『干支天使チアラット』 リイドカフェ連載

「ギャグ漫画家は長く続けていると精神を病みやすい」とは漫画ファンの間でよく囁かれることですが、最近は(多少違う意味で)最初から完全に病みきっているギャグ漫画家もいたりします。それがコロコロコミックをこじらせたような小学生ノリの下ネタと俗なパロディネタの執拗な反復をサンプリング的手法でサイケデリックに表現したショートギャグ漫画を大の大人ふたりで描きまくっているユニット・中川ホメオパシー。一部で話題の作者がWebで新作を連載中です!

根住野(ねずみの)レミは他人を陥れるのが大好きなネズミ年うまれの卑劣な女子高生! ある日神の使いヌエに世界を救う干支天使(エトランジェル)に選ばれ、ネズミに騙されたネコの呪いに操られた怪物・怨魔(エンマ)と戦うことに。純金の変身アイテムを売り飛ばそうとしたり、卑怯な騙し打ちで敵を倒したりと絶好調のレミだったが!?

要は『プリキュア』的な変身ヒロインものに『えとたま』っぽく干支要素をプラスしたコメディ作品。話の大筋は魔法少女アニメのお約束に則っているものの、挟まれるギャグは相当なバッドテイスト。敵の怪物はハローキティ顔の筋肉ダルマにいじめられっ子の左門豊作。モブは梶原一騎か中沢啓治の劇画調だったり、JKのパンツを咀嚼する井之頭五郎だったり、特に意味もなく『黒子のバスケ』の主人公が生首になったり、喧嘩を売る以前に投げ槍でいやに力強い不謹慎パロディがてんこ盛りなのがまずスゴいです。

「変身ヒロインものなのにゲスすぎる主人公」自体は一昔前から外道魔法少女ものジャンルで確立されてるけど、批評っぽくて悪意的というよりは「こういうノリでしか漫画描けません」という天真爛漫な描きぶり。徹底したゲスいノリとお下劣ギャグの嵐の中で女性キャラだけコテコテの萌え絵なのは確かに毒気があるけど、唯一嬉しくなくもない要素なので徐々にアリになってきます。

「なんだこれ?」ということで作者の個人サイトを見てみれば、大半の漫画が劇画調のオッサンと美少女と変質者と脱糞と放尿と記号的なエロスとバイオレンスとハングル文字とコラージュ的手法その他諸々がめいっぱい詰まった、サイケでドープなアシッドすぎるギャグ漫画がてんこ盛り! これに比べれば商業誌向けにちゃんとチューニングしてるんだな、と驚けること間違いなしです。過去作『抱かれたい道場』もオススメですよ!

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『干支天使チアラット』掲載情報

・作者:中川ホメオパシー
・掲載メディア:リイドカフェ

 

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