うちのネコに何あげる? キャットフードの「よい・よくない」を見分けるポイントまとめ

2016031082(C) Veyis Polat

キャットフード、多くのメーカーからたくさんの種類が発売されていますよね。選ぶ基準は人それぞれかと思いますが、ネコの健康を気遣うなら知っておいて損はないポイントというものもあります。原材料表示のチェックポイントをまとめてみましたよ。

ペットフード協会の調査によると、ひところの小型犬ブームが落ち着いてきたこともあり徐々に飼育数が減ってきている犬に比べ、猫は右肩上がり。このままいくと、1,000万匹を境に、数年後には飼育数が逆転すると言われています。

数年前までそこまで種類が多いとは言えなかったキャットフードですが、この猫ブームの影響からか、さまざまなメーカーから多くのフードが発売されています。

これだけ種類が増えると、どういう観点でフードを選べばよいのか迷ってしまうもの(実際よく似た商品も多いですから)。あまり深くは考えず、有名メーカーの、テレビCMなどで聞いたことのある商品を与えている人も多いと思いますが、毎日食べるものですし、猫の健康を思うとしっかりと吟味したいものです。

そこで、意識しておきた「よいフード」「よくないフード」のポイントをまとめてみました。

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Point 1 原材料表示はシンプルなほうがよい

よい商品かどうかを見極めるには原材料表示のチェックがもっとも大切。例外もありますが、概してよいフードはこの原材料表示がシンプルで、よくないフードほどカタカナの聞いたこともない添加物が羅列されていたり……。着色料や香料は添加物の典型例。たとえば「赤色○号」「黄色○号」といったタール色素系着色料の場合、日本ではOKでも、国によっては発がん性やアレルギーの誘発を指摘、使用を禁止しているものもあるので、気にかけておきたいところですね。

Point 2 第一原材料は肉・魚系がよい

猫は肉食動物で、動物性たんぱく質が必要です。原材料は内容量が多い順に表記が義務付けられているので、一番最初に何が来ているかをチェックしましょう。「鶏肉」「ターキー」「サーモン」などの記載があれば安心です。肉・魚以外の「小麦粉」「とうもろこし」「穀物」とある場合は、まるっきりダメではないのですが、育ち盛りの猫にはマイナスポイントです。ただし、老齢猫は運動量と腎機能が低下するため、たんぱく質の摂取量を抑える必要があるので、穀類でもOKですよ。

Point 3 その肉の種類は?

前述のとおり猫には良質な動物性たんぱく質が生きていくうえで必要。しかし原材料のなかには、肉は肉でも「ミール」(肉粉)や「パウダー」「肉副産物」だったりする場合があります。内臓や骨がまざっているこれらの肉は必ずしもダメというわけではありませんが、粗悪な原料を含むケースも考えられます。あまりにも安価な商品は注意が必要かもしれませんね。

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商品を買うのは当たり前ですが人間です。そのため「よい商品」と思わせるのは販売戦略上ごく当たり前のこと。それでも、やたらと食いつきがよいことをアピールしていたり、高級イメージを必要以上に植え付けようとしていたりすると、Point 1にもつながりますが、見た目と嗜好性を重視した商品という可能性も考えられるでしょう。

以上のように「よいフード」「よくないフード」を見極めるポイントはいくつかあります。愛猫の健康を気遣うのは飼い主の責任です。ペットフード選びに悩んでいる方がいたら、今後はここで挙げたポイントを意識してみてください。

キャットフードのYES・NOおしえます!『猫にいいものわるいもの』

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猫の「健康」基準で、獣医師がキャットフード、猫缶、猫砂、猫用おもちゃ、トイレ用品、つめきりなど、市販のペット用品を◎○△×評価。おやつ系も含めフードだけで130種類以上収録。その他、猫を飼ううえで知っておきたい健康情報も満載! 専門誌では書けないこともズバっと指摘した、愛猫家必携の1冊。『犬にいいものわるいもの』も同時発売!●本体(1,200円+税)●240ページ