【レビュー】2016年春アニメどれ見るか決めた? 業界ライターが語り倒すおすすめタイトル6選!

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4月も半ばを過ぎて、今期の新作テレビアニメもいよいよスタート。春期の新作もかなりの数で、「全部見きれるわけ無いだろ……」というアニメファンも多いハズ。

ということで、放送してるアニメはとりあえずほぼ全部見るという動物的本能を持つライター久保内・寺田の両名が、1・2話チェック段階でオススメの新作アニメをそれぞれ3本ずつ選出。ボンクラなオタの目線から各作品の見所を語り倒していきます。

挙がった作品は以下のとおり。視聴タイトルを決めるご参考までに。最後までお付き合いいただければ幸いです!

ライター・久保内が選ぶオススメ新作3選
1.『くまみこ』
2.『甲鉄城のカバネリ』
3.『マクロスΔ(デルタ)』

ライター・寺田が選ぶオススメ新作3選
1.『12歳。 ~ちっちゃなムネのトキメキ~』
2.『迷家 -マヨイガ-』
3.『ふらいんぐうぃっち』

『くまみこ』は、とりあえずまちちゃんがエロすぎ!

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公式サイトより)

STORY

舞台は東北地方の山奥のとある村。クマを奉る熊手神社の巫女・まちは、都会の学校に行きたいと息巻くけれども、彼女は大の世間知らず。彼女の後見人のクマ・ナツは、都会で生きるために必要な試練をまちに与えるというのだが……。

寺田

あーハイハイ、『くまみこ』人気ですよね! 何がそんなに中年独身男性たちのハートを鷲掴みにしたのでしょうか?

久保内

いきなり喧嘩売ってきた!? ええと、田舎っ子丸出しの中学生巫女まちと、人語を喋るヒグマのナツの交流を描くコメディ作品。都会願望バリバリのまちに対してナツが都会知識クイズを出したりおつかいをさせて思いとどまらせようとするんだけど……というフォーマットはさておき、とにかくまちちゃんがエロい! 筆者、140kg超えのクマっぽい体型なんでもうドキドキですね。

寺田

なーる。監督は主に『WORKING!!』『夏目友人帳』シリーズなどの演出を手がけてきた松田清さんで、本作が初監督。1話冒頭の自転車で坂を上がるシーンに始まり、トコトンこなれた演出ですよね。だけどコメディタッチなシーンではアクの強い表現も効かせて、初監督とは思えない映像のメリハリとベテラン感です。

久保内

演出だけで10年以上してる方だしね。細かい日常芝居や間を活かした演出に経験が活きてる印象で、特にキャッチーなギャグを見せる一枚絵と静かなパートとの切り替えがとにかく上手い! マンガ演出と映画っぽい演出、普通は偏りがちなのにどちちも違和感なく入れ込めてるのがスゴいです。あ、そういう褒め方いい? じゃあまちちゃんのエロかったシーンふたりで挙げていこっか?

寺田

えっ、えっと……3話の着替えるとこの下着姿とか……?

久保内

うわ豪速球で情緒がない! でも確かにあのシーン、イトコの良夫君がまちの着替えを覗くんだけど、わがままで田舎臭くて面倒くさがりな親戚のガキンチョの下着姿とか別に……と思ったら急にくっそエロい仕草しだして、ギャップにドキッ!っとして性を意識して目を逸らすじゃない。まちちゃんの魅力がよく出ていて、視聴者も良夫兄ちゃんの目線でドキッとして見れるという重ね方がやるなと! まぁ俺はナツになって見てますが。

寺田

はい。

久保内

2話でまちちゃんが巫女服半脱ぎにしてドヤ顔でヒートテック(シール貼ったまま)着込んでるのを見せつけるシーンも、「シールシール!」と突っ込むギャグテイストで(はだけるの胸!?)ってエロさをごまかす計算された見せ方が天才だよね! 日常アニメというよりはシチュエーションコメディの作り方で、しかも端々で陰に陽にエロい。シチュエーションエロコメという新しい地平を切り開いたんじゃないでしょーか! でも俺、他の人にまちちゃんエロいエロい言われたら多分怒ると思う……。いい子なだけだよ!って。ナツだからさ、俺。

寺田

ありがとうございました。

荒木哲郎監督の体当たり総力戦エンタメ大作!『甲鉄城のカバネリ』

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公式サイトより)

STORY

産業革命により近代化を目前にした世界を突如襲った、不死の怪物「カバネ」。極東の島国・日ノ本は、「駅」という砦を築いてカバネに対抗していた。ある日、蒸気鍛冶の少年・生駒が暮らす顕金駅に、駅間を行き来する装甲蒸気機関車・駿城のひとつ「甲鉄城」が暴走して突入。カバネと化した乗務員たちが人々を襲い出した!

久保内

『進撃の巨人』でビッグヒットを放った荒木哲郎監督の新作オリジナルアニメはゾンビもの×スチームパンク! 1話時点ではゾンビの存在の提示とその感染経路の推測、そして世界観の大雑把な概括がされたぐらいだけど、今の旬なガジェットをきっちり揃えつつ画面構成も重厚で、これは期待大ですね。

寺田

オジサン世代にお馴染みな美樹本晴彦原案のキャラが、荒木監督の今風な脂の乗った映像に乗っているのが新感覚! 今見ても古臭くなく、女の子キャラもしっかり可愛くチューニングされていました。ラストでミニ浴衣みたいな和服で太ももイケイケな女の子が敵の頭を蹴り飛ばしたシーン、いいヒキだったなあ!

久保内

俺は物心ついた時の最高に可愛い美少女像が美樹本晴彦(そのあと桂正和!)で、俺の中のミキモト像と比べてむっちりしてたね。確かに、そこもいい……。

寺田

荒木監督は『ギルティクラウン』以来のノイタミナで、ノイタミナらしい尖らせ方とこってりエンタメ感の両立した感じが相変わらず良いなあと。OPテーマもEGOISTが歌ってるし、未だに『ギルクラ』随一のおもしろヒロインであるいのりさんのことが思い返されて意味もなく楽しい気持ちになります。

久保内

荒木監督のエンタメ感はすごいよね。スチームパンクもゾンビも面倒なオタが超多いジャンルじゃない? そういうオタの期待に応える重厚な画面設計を考えつつも、あくまでキャラにフォーカスして分かりやすく見せてるのが偉いと思う。ジャンルの美味しさに加えて、舞台立てもここ数年の流行の総まとめ感があって、いくらでも一歩引いたメタ的な俯瞰や言及をして賢く見せられるのに、そういう同世代感覚のアピールがないのが珍しい。新しい感性って言われるのも納得できます。

寺田

グレンラガッゲフンゲフン、みたいにジャンルの総括とか批評をしないと。こだわりの方向性が見やすさと気持ち良さの重視に常に徹しているのが、かえって珍しい作風ですよね。

久保内

あらためて自分が本気でこのジャンルをやる! という意気込みが見える、あえての泥臭さというか。総決算ではなく総力戦の魅力で見せてくれそうで楽しみです!

次は大きなお友達もドキドキの『12歳。』など!