ファンタジー好きなら知って損はない!? 編集部驚愕の「幻想トリビア」5選

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ゲーム・ライトノベル・アニメなどではファンタジーものがブームになっており、さまざまなモンスター、神々、伝説の武具などが使われています。しかし、これらについて深く調べていくと、あまり知られていない意外な事実がどんどん出てくるのです。ここでは、その一部を紹介していきましょう。ファンタジー好きや創作者なら、押さえておきたい幻想トリビア5選です!

「イージス」は盾じゃなかった!?

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「イージス」は、ギリシャ神話に登場する「アイギス」を英語読みしたもの。この「アイギス」、現在では女神アテーナーの盾とされる作品が多いですが、もともとはちょっと違っていたようです。ホメーロスの『イーリアス』の描写からは、肩にかけて使う「肩掛け」か「上衣」のようなものだと読み取れるのです。これが、アガメムノーンの大盾や、ペルセウスの神話などの影響を受けて、だんだんと丸盾とされるようになっていった模様。

なお古代ギリシャの物語では、「アイギス持つゼウス」という尊称が頻繁に現れており、アイギス=イージスはゼウスと結びついていたようです。現在ではイージスと言えばアテーナーなので、これも意外ですね。

「ドラゴン」の語源は「鯨やワニ」!?

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現代英語の「ドラゴン」は、古代ギリシア語の「ドラコーン」に由来します。この語はもともと、鯨や大蛇、ワニなど水辺の大型生物を示す言葉でした。それがナイル川のワニや、アジア・アフリカの大蛇やトカゲの呼び名となり、現在知られる巨大な怪物「ドラゴン」に収束していったようです。

「オーク」は改造された「エルフ」だった!?

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モンスター種族としての「オーク」は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』で初登場しました。『指輪物語』などの記述によると、冥王モルゴスがエルフを捕らえ、生物改造を施して生まれたのがオークとなっています。魔改造されたエルフの成れの果てというわけです。

「オーク」が豚の頭になった理由は!?

現在のファンタジー作品では、「オーク」が「豚顔」で描かれることが多いですね。これは、テーブルトークRPG”Dungeons&Dragons”に由来します。オークが半人半豚になったのは、1977年の”Advanced Dungeons&Dragons Monsters Manual”のイラストが最初だったようです。

このほか、トールキン自身が「ゴブリン」と「オーク」を同一種族と説明していたり、このモンスターについては知られざるトリビアだらけです。

「ユニコーン」はインドの猛獣だった!?

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「ユニコーン」の源流をたどっていくと、紀元前5~4世紀頃に書かれた『インド誌』にたどり着きます。これによれば、インドには一本角が生えたロバが生息しており、その角で作った杯には無病息災の効能があるとのことです。また一本角ロバは足が速く、非常に獰猛で危険だとされています。

この『インド誌』の記述がアリストテレスの『動物誌』に取り込まれ、西洋世界に広まっていきました。その過程でも、サイと混同されたり、野牛と誤読されたりとさまざまな変遷がありました。

(イラスト|ashigaru)

ファンタジー資料集成 幻獣&武装図鑑

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ここで紹介した豆知識は、森瀬繚氏によるファンタジー知識解説本ファンタジー資料集成 幻獣&武装図鑑から一部ピックアップしたものです。さらなる詳細が気になる方は、こちらの書籍を読んでみてください。こういった概説書にはあるまじきほど詳しく、原典での記述や後世での変遷までまとめられています。

<参考リンク>
・筆者(森瀬繚)のTwitter https://twitter.com/molice
・Webサイト http://chronocraft.jp/