【Web漫画】士郎正宗の最初期作を大胆リブート、『BLACK MAGIC GHOST DRIVE』は読み応えアリな美少女SF!

manga20160713

日々更新されるWebマンガ。大手出版社も本腰を入れ始め、その量たるやハンパな数ではなくなってきた。いくら我らがマンガ大好きジャパニーズだとはいえ、すべてを追いかけるには時間がいくらあっても足りないことだろう。積んどくことができない媒体なのも悩ましいところ。そこでmitokでは絶対に外せない注目作品を定期的にご紹介。Webマンガ、これを追うべし!

たくま朋正(原作:士郎正宗、原作協力:青心社、設定協力:片理誠)『BLACK MAGIC GHOST DRIVE』 画楽ノ杜連載

『アップルシード』『攻殻機動隊』などハードなSF漫画で知られる士郎正宗。氏の電脳SF作品の世界観に美少女要素を大胆プラスした『紅殻のパンドラ』がこの前アニメ化されたのも記憶に新しいところですが、それと似た枠組みの美少女SF漫画が画楽ノ杜でもう一本始まってました!

女子高生・結衣坂梓は、幼い頃の医療事故でナノマシンに脳を汚染され、様々な電子回路に瞬時にアクセスできる特異体質「フルハーモニイ」を得た少女。その力を狙うテロリストが、軍から奪った自律人型戦車M-66を梓にけしかける。能力を使ってM-66を自爆させた梓だが、M-66のAIユニットを移し替えた美少女ロボット・舘野マリアが同じクラスに転校してきた!

彼女の正体は警察庁所属の自律思考型アンドロイド。梓のボディーガードとなったマリアだが、彼女の人間に近い高次AIはまだまだ未発達。AIの量子回路をコンパイラなどを介さず「感情」として受信できる梓に何かと懐くようになるが、AIらしからぬ嫉妬や独占欲までも芽生え始めて……。

シロマサ作品お馴染みの電脳SFバトルの大枠に、美少女と美少女ロボの恋愛という軸をプラス。今風の女の子ラブコメとライトなお色気を盛り込みながらも、骨太なSFギミックや固有名詞もバリバリです。とはいえハシラの注釈がなにかと丁寧で、理解しながら読めるのが親切な作り。SFファンも美少女ファンもすんなり入れるバランスがポイントで、『紅殻のパンドラ』の色々な意味でこってりした読み味とは差別化されている印象です。

1983年に士郎正宗氏の個人誌、85年に青心社にて出版された『ブラックマジック』のリブート作品で、コアなファンなら旧作と比較して読んでみても楽しいかも。作画に有名作品のコミカライズの数々で知られるたくま朋正氏、設定協力にSF作家の片理誠氏を加えた、『パンドラ』に続く今風シロマサSFに要注目です!

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『BLACK MAGIC GHOST DRIVE』掲載情報

・作者:たくま朋正(漫画)士郎正宗(原作)青心社(原作協力)片理誠(設定協力)
・掲載メディア:画楽ノ杜