台風シーズン到来で改めて知っておきたい「注意報」「警報」「特別警報」のちがい

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台風シーズンの到来で、気象庁からは「○○警報」や「○○注意報」などが発表される機会が増えると思われます。大雨や暴風による災害に注意喚起を促すものですね。この発表、どんな種類があって、どんな発表基準が決められているのでしょうか?

 

危険レベルは3段階

気象庁が発表する気象現象にともなう注意喚起の発表は、ざっくりいえば予想される災害規模、さらに簡単にいえば危険レベルによって3段階に分けられています。

  • 特別警報 > 警報 >注意報

注意報、警報の順に危険レベルは上がり、2013年から運用を開始した特別警報は「ただちに命を守る行動」をとる必要があるほど危険性が高まったときの発表です。

危険レベルは段階的に引き上げられていくケースも多いので(台風の接近など)、注意報だからそこまで警戒しなくてOKとはなりませんね。各危険レベルの内訳を以下にまとめました。

特別警報(6種類)

警報の発表基準をはるかに超える豪雨等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に発表されるもの。いずれも「数十年に一度」という規模が想定されており、その指標も設定されています(リンク先はPDFファイル)。発表時は「ただちに命を守る行動」をとる必要があります。発表例としては、昨年9月に栃木県および茨城県全域に大雨特別警報が発令されました。

  • 大雨
  • 暴風
  • 暴風
  • 大雪
  • 波浪
  • 高潮

警報(7種類)

重大な災害が起こるおそれのあるときに警戒を呼びかけて行う予報。発表基準については市町村によって異なります。以下、(カッコ)内には東京都江東区の基準値の一例を掲載します。

  • 大雨(例:平坦地の3時間降雨量が110mm等)
  • 洪水(例:平坦地の3時間降雨量が110mm等)
  • 暴風(例:平均風速が陸上・海上25m/s)
  • 暴風雪(例:平均風速が陸上・海上25m/s、雪を伴う)
  • 大雪(例:24時間の降雪の深さ20cm)
  • 波浪(例:有義波の高さ3.0m)
  • 高潮(例:潮位4.0m)

注意報(16種類)

大雨や強風などによって災害が起こるおそれのあるときに発表。発表基準については市町村によって異なります。以下、(カッコ)内には東京都江東区の基準値の一例を掲載します。

  • 大雨(例:平坦地の3時間降雨量が60mm等)
  • 洪水(例:平坦地の3時間降雨量が60mm等)
  • 強風(例:平均風速が陸上・海上13m/s)
  • 風雪(例:平均風速が陸上・海上13m/s、雪を伴う)
  • 大雪(例:24時間の降雪の深さ5cm)
  • 波浪(例:有義波の高さ1.5m)
  • 高潮(例:潮位2.0m)
  • (例:落雷等により被害が予想される場合)
  • 融雪(江東区では基準値なし ※1)
  • 濃霧(例:視程が陸上100m・海上500m)
  • 乾燥(例:最小湿度25%で実効湿度50%)
  • なだれ(江東区では基準なし ※2)
  • 低温(夏期例:平年より5℃以上低い日が3日続き、さらに2日以上続くとき)
  • (例:4月10日~5月15日で最低気温2℃以下)
  • 着氷(例:大雪警報の条件下で気温が-2℃~2℃の時)
  • 着雪(例:大雪警報の条件下で気温が-2℃~2℃の時)

※1 北海道札幌市を例にすると、24時間雨量と融雪量の合計が70mm以上 ※2 北海道札幌市を例にすると、24時間降雪の深さ30cm以上・積雪の深さ50cm以上で日中平均気温5℃以上

大雨警報(土砂災害)の発表状況下では「土砂災害警戒情報」が発表されることもあります。

警報・注意報等の発表地域はチェック

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気象庁のWebサイトでは特別警報・土砂災害警戒情報・警報・注意報の発表地域を確認することができます。

2016081946

『Yahoo! 天気』などのアプリでも気象庁の警報・注意報情報をチェックすることができます。とりあえずスマホにはこの手のアプリをひとつは入れておくとよいでしょう。

<参考リンク>
気象庁|気象警報・注意報

 

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