石田三成ヘイトがすごい! 『信長の野望 覇王伝 武将FILE』の武将解説はアクが強すぎて戦国ファン必読

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ダ・ヴィンチニュースの「「今みてもめちゃくちゃ笑える」とTwitterで話題! 1997年発売のポケモン攻略本が辛辣すぎて面白い!」という記事で思い出したのですが、ゲームの攻略本って、わりと書き手の想いとか思い込みとかが如実に出るケースがあったりして面白いんですよね。

そんな例のひとつとして知られるのが『信長の野望 覇王伝 武将FILE』(1993年・光栄刊)。「武将FILE」は歴史SLG『信長の野望』ファンにはおなじみ戦国武将の解説本。とくに『覇王伝』バージョンは解説のアクが強すぎて、戦国ファンなら必読かも。(編集部)

石田三成に恨みでもあるのか?

『信長の野望』といえばゲーム本編もさることながら、シリーズごとに登場した各武将を解説する書籍「武将FILE」もファンの楽しみ。

今でこそネットで調べれば、興味を持った武将たちの生き様にすぐにたどり着くが、かつてはこれこそが“Wikipedia” 代わりであった。その数ある書籍のなかでも『覇王伝』の内容はアクが強いので少し紹介しよう。

例えば足利義昭は「夜は冷たい心は寒い戦国乱世、流れ流され何処へいく?」とギターを抱えた流しが現れそうな雰囲気で紹介。また一部の武将にやたらと主観が入っており、好き嫌いが如実に現れている。朝倉義景を「戦国一ヤル気の無い男」と評すのはまだマシ。

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石田三成にいたっては「限りなく正しく、限りなく下らない。全く、つまらぬ男もいたものである」と、全編にわたってけちょんけちょんに貶している。秀吉にお茶を供する有名なエピソードについては「こんな小細工に感心して取り立てた秀吉もどうかと思う」(徐々に熱く、濃い茶を出す様を「アメリカン、ブレンド、エスプレッソである」と表するのには吹いた)。とにかく「石田三成を好きな人はほとんどいない」と断じるほどの三成ヘイトは新鮮でもあろう。

現在では人気武将のはずだが当時は違ったのか、単に執筆陣がフリーダムだったのか。興味を持ったらぜひ一読あれ。