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【ムショめし】監獄弁当に監獄カレー!? 東京拘置所に入所してみたら色々スゴかった!

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葛飾区小菅に巨大な新庁舎を構え、約三千人の刑事被告人や未決拘禁者、死刑囚を収容する東京拘置所。この拘置所の敷地に入れる一年に一度のイベント、「東京拘置所 矯正展」ってご存知でしょうか。

アイドルのテープカットに始まり、消防車など特殊車両の乗車体験、様々な刑務所作業製品の販売、そして拘置所で出される食事と同じレシピの監獄弁当まで、これがめったにない体験や珍しいものがてんこ盛りなイベントなんです。ちょっくらその様子を見に行ってきました!

目次

 東京拘置所矯正展とは?

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2012年に始まり、今年で4回目になる本イベント。入場無料で拘置所敷地内を一般開放し、刑務所作業製品や企業が出展。近隣の人々が集い、規模はそこそこながら賑やかな地元のお祭りといった雰囲気です。

毎年オープニングには松山千春、藤原紀香、篠田麻里子といった芸能人が登壇し、今年はAKBの高橋みなみさんが登場。「ちょっと拘置所にたかみな見に行ってくる」と張り切るファンの編集者に同行し、イベントを覗きに行きました。

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綾瀬駅から徒歩15分。綾瀬川に沿って、敷地に接する住宅や公園などが望めます。

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マンションをさくっと凌駕する、巨大な新庁舎兼監獄が見えてきました。

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南側の入口までぐるっと大回りする途中。セブン-イレブンもあります。

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荷物検査を通って入場口へ。巨大な監獄のすぐ足元にまで、早くから大勢の人々が詰めかけていました。拘置所の威圧感ある建物なのにほのぼのしてるな!?

オープニングイベントから大賑わい!

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9時30分、高橋みなみさんによるテープカット。開始時点からものすごい人だかりで、筆者の位置からは遠くにちらっと見える程度でした。

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その後は各展示を回ることに。旧庁舎のあたりでは消防、警察、自衛隊の広報活動として、パトカーや白バイ、消防車や救急車の体験乗車&撮影が行われていました。

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自衛隊の偵察警戒車の前に様々なゆるキャラが行き来。

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はしご車体験コーナーが大人気! 残念ながら今年は小学生限定でした。

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パトカーの後ろに乗車すれば容疑者っぽくなれます。

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旧庁舎のデザインと老朽化した質感もたまりません。これだけでも見に来る価値アリです。

噂のプリズン弁当を食べてみた!

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観光協会から葛飾区、足立区に一般企業、そして各地の刑務所までが協賛して売り場も大充実。食べ物から日用品、工芸品、家具、玩具まで様々でした。

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ブッセの安売り。

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プリズンコッペ

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プリズンカレー。枝豆コロッケとセットでもワンコインです。

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いたってベーシックなゴロゴロ具材のビーフカレーでした。どのへんがプリズンなのかは定かではありませんが、シンプルかつ美味!

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そして目玉は拘置所レシピのプリズン弁当。毎年の人気メニューで、今年はポークチャンプルー弁当とからあげ弁当でした。昼頃にはからあげ弁当が完売してしまい、ここではポークチャンプルー弁当をチョイス。

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豚肉と玉子の炒め物に切干大根ナポリタンと茄子の煮物を添えた一品。実際の収容者の方の食事とは異なるそうですが、7:3割合の麦飯とレシピでムショ飯を再現しております。

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茄子の煮物は絶妙に甘辛く、普段はなかなか食べない切干ナポリタンも、お馴染みのトマトケチャップ風味がシャキシャキ食感と合わさって新鮮な感覚……! 麦飯のしっかりした固めの食べ心地も悪くなく、腹八分目の丁度良いランチになりました。

プリズン飯ならではの質素な趣きと美味しさが両立したナイスニューで、人気なのも頷ける一品。来年行く方々にもぜひ一度試していただきたいッス!

おみやげには刑務所作業製品を!

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各地の刑務所の出展には、収容者の方々が作った刑務所作業製品がズラリ。木皿やまな板、陶器などの日用品から家具、味わいある工芸品まで、おみやげにも事欠かない感じです。

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富山刑務所の立派なお神輿は税込218万円で売られていました。

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その他の出し物も見応えアリ!

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その他の出し物では吹奏楽演奏や警察犬模擬訓練のほか、レスキュー隊の救助演習なんかも見もの。旧庁舎を災害場所に見立てて、怪我人を救助する様が再現されました。

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真後ろから伸びるはしごを撮れる機会もなかなかありません。消防車フェチにはたまらないのでオススメです。

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地上12階建ての新庁舎は強化ガラス製の厚い窓で、収容者の様子は窺い知れないのはもちろん、収容者の側からも外の様子は分からないとのこと。賑やかなお祭りと静かに佇む巨大監獄のコントラストは一種異様で、不思議な心地にとらわれるのもこのイベントならではの魅力です。

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以上、第4回東京拘置所矯正展のレポートをお届けました。なかなか貴重な体験ができるので、興味がある方は来年10月の第5回目に参加されてみてはいかがでしょうか!

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