電池はどれを買うのがお得? ガチ検証してみた 〜 単3形アルカリ乾電池編
電池、どう選んでいるだろうか。
別にこだわりなんて無い、という人がほとんどだとは思う。しかし、コンビニに行けば数種類、家電量販店など大型店舗に行けば十数種類は販売されており、メーカーも金額もばらつきがあって、ここから迷わず特定の電池を選ぶのはけっこう大変だ。強いて言えば、なるべく安いもの、を選ぶくらいだろうか。
というわけで調べてみた。
単3形アルカリ乾電池を対象に、コンビニで買えるもの7種類のほか、主に家電量販店などで見かける5種類を加えて計12種類をピックアップ。どの電池を買うのがベターなのか、ガチ検証だ!
テストしたアルカリ乾電池
検証に使ったアルカリ乾電池は、コンビニで購入した7製品(①〜⑦)、家電量販店で購入した4製品(⑧〜⑪)、秋葉原の電子部品ショップで購入した1製品(⑫)。
- ① アルカリ乾電池(パナソニックの定番電池、通称・金パナ)
- ② EVOLTA(パナソニックの現行主力電池)
- ③ 旧IMPULSE(東芝、一世代前だがコンビニでよく見かける)
- ④ セブンプレミアム(セブン-イレブンPB)
- ⑤ ファミリーマートコレクション(ファミリーマートPB)
- ⑥ PrimeONE(主にサークルKサンクスで買える)
- ⑦ HighPower(FDK、大電流から中電流機器向けとか)
- ⑧ 新IMPULSE(東芝、公称では前世代比30%ほど性能向上)
- ⑨ STAMINA X(ソニー製、高品質そうなルックス)
- ⑩ Long Life(FDKのスタンダードモデル)
- ⑪ Premium(FDK、今回唯一の液漏れ補償付き。安心重視の人に)
- ⑫ GoldenPower(秋葉原の電子部品屋で1本20円、安すぎ)
検証① 持続時間
終止電圧(電池の寿命となる電圧。アルカリ電池の場合は0.9V)に下がるまでの時間。もっとも長く使える電池はどれかという指標だ。
2.2Ωのセメント抵抗を電池につなげ、両端の電圧をデーターロガーで計測。終止電圧が0.9Vになるまでの時間を計測する。
検証② 開始後60分経過時点の電圧
電池が余力を残している60分経過時点において、高い電圧を維持できているかどうか。高電圧を示している電池は内部抵抗が低く、高電流を継続して流せているということになる。
検証③ 電池容量
終止電圧0.9Vになるまでの電流記録の合計を1時間(3,600秒)と抵抗値2.2Ωで割って算出した。これは各電池が1時間流すことのできる電流の値を示している。充電池の mAh(ミリアンペアアワー)の値に換算したと考えてもらってよい。
※検証の実行回数は2回、好結果の数値を採用した。
そんなわけで、さっそく検証だ!