電池はどれを買うのがお得? ガチ検証してみた 〜 単3形アルカリ乾電池編

長持ち重視なら『ファミリーマートコレクション』(FDK)

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概ね各モデルの性能は拮抗しており、突出した性能を持つモデルやグループは無いように見える。その中でもっとも長持ち(終止電圧0.9Vまで持続)した電池となると185分17秒の『ファミリマートコレクション』(FDK)。といっても『EVOLTA』(パナソニック、184分32秒)と僅差でほぼ同一結果であり、個体差に拠る面はあるだろう。それでも価格を考慮すると、リーズナブルでかつ長持ちという結果を見せた『ファミリーマートコレクション』を選ぶほうが賢い選択と言える。お値段306円。なかなか優秀ではないか。リモコンなど多少電圧が低くても動作するような省電力機器の場合、容量は低くとも単純に放電時間が長い電池のほうが重宝する。

なお『セブンプレミアム』(FDK)と『HighPower』(FDK)の放電曲線が非常に似通っていることは気になった点として挙げておこう。ともにFDK製造であり、放電特性が似ているモデルはまったく同じ製造ラインである可能性も考えられる。また、いずれの検証でも旧IMPULSE(東芝)がかなり苦しい結果となっているのだが、製造年月日が1年ほど古いものでもあったことを付け加えておく(なぜそんな古いものがいまだにコンビニで売られているのか)。

パワーを重視するなら『新IMPLUSE』(東芝)

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60分後電圧が1.1185Vを記録した『新IMPLUSE』(東芝)がパワー部門トップに。いまだにコンビニで購入できる 前モデルより性能が向上したとの触れ込みどおりの性能と言えよう。次いで僅差で『EVOLTA』(パナソニック)、『PrimeONE』 (FDK)、『セブンプレミアム』(FDK)が続くのだが、価格とのバランスを考えると307円の『セブンプレミアム』を選ぶのもアリか。ちなみに瞬発力のある高電圧、高電流の電池は、ヒーターなどの電熱系機器(もしくはミニ四駆やシェーバーなどモーターを使う機器)に用いるのが有利だ。

容量を重視するなら『PrimeONE』(FDK)

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実測容量は1,507mAhの『PrimeONE』(FDK)がトップ。そして僅差で『EVOLTA』(パナソニック)が2位に。電池の保ち(放電時間)と実測容量は一見、同義であるようにも感じられるが、放電時間が短くて高電流なもの、電流は多少低くても放電時間が長いもの、とは実測容量が同様になることがある。先にも述べたように、リモコンなど多少電圧が低くても動作するような省電力機器なら持続時間の長い電池を、モーターを使うようなパワーが必要な機器なら高電圧を維持している電池を選ぶとよいだろう。

コスパを重視するなら『GoldenPower』が圧倒的だが……

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性能も消費期限年数もイマイチだが、秋葉原の電子部品ショップで購入した『GoldenPower』(中国GoldenPower工業)が1Ahあたりの価格15.4円でぶっちぎりの高コスパ電池という結果に! それもそのはず購入価格が1本たったの20円だ。チープに攻めるならコレ!  ただこの電池、コンビニや家電量販店では買えないのが残念。秋葉原に足を運んだ際のお土産として、電子部品ショップの秋月電子などで入手してほしい。ちなみに日常的な購入しやすさを考慮すれば、『ファミリーマートコレクション』が実質的なナンワーワンであることはお伝えしておきたい(1Ahあたり51.6円)。

というわけで、結論。

  • 長持ちベストバイ …… ファミリーマートコレクション(FDK)
  • 高出力ベストバイ …… 新IMPULSE(東芝)
  • 容量ベストバイ …… PrimeONE(FDK)
  • コスパベストバイ …… GoldenPower(中国GoldenPower工業)だが、現実的にはファミリーマートコレクション(FDK)

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※本企画の検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、購入する際の一材料として参考にしていただければと思います。

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