ダイソーの5本100円アルカリ乾電池『DAISO&GO』をガチ検証してみた結果

ダイソーで販売されているアルカリ乾電池『DAISO&GO』はご存じでしょうか。

100円で5本、ダイソーならではの激安アルカリ乾電池です。もはやほかに望むものはないレベルの安さですが、一応性能を検証してみました。

検証者|ハンダマスターかしま

ダイソー|DAISO&GO(単3形)|108円 /5本

皮むきチェック

周囲のくぼみ加工にムラがありパッキンのはみ出しが大きい。

放電グラフ

終止電圧0.9Vになるまでの放電グラフ(2回のテスト中、好結果の数値を採用)。2.2Ωのセメント抵抗を電池につなげ、両端の電圧をデーターロガーで計測した。サンプルデータは「金パナ」「EVOLTA」(パナソニック)のもの。

検証結果まとめ

  • ブランド ダイソー
  • 製造 不明
  • 販売 大創産業
  • 製造国 中国
  • 型番 K-17P-60
  • 価格 018円 / 5本
  • コスパ
    • 1本あたり 21.6円
    • 1Ahあたり 18.1円
  • 実測容量 1,196mAh
  • 60分後電圧 1.06V
    ※高電圧を維持できているかをテスト
  • 0.9V終始時間 151分04秒
    ※持続時間をテスト
  • 製造年月 2017年12月(期限7年)

他製品との比較(1Ahあたりの単価)

おすすめ度 ★★☆☆☆

ダイソーの『DAISO&GO』は “積極的におすすめはしないが、買うなら止めない” アルカリ乾電池だろう。性能面は値段相応、とにかくコスパの良さが目立つ。

5本で108円(税込)。今回使った個体における実測容量 1,196mAhは、過去に検証したアルカリ乾電池の中でも最下位クラスだが、1Ahあたりの単価で見れば 18.1円でトップクラス。これ以上何を望むのかという安さだ。

お値段以上の掘り出し物というわけではない。お値段相応だ。そういう認識でチョイスしてほしい。

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本検証では液漏れなどの耐久性能はテストしていない。液漏れリスクは保管状態・環境によって変わるが、日本製のほうが安心という意見もある。液漏れ対策としては、未使用品なら適温(10〜25℃)で換気のよい場所に保管(高温多湿は避ける)、使用品なら長期間使用しない機器からは取り外して過放電を防ぐなどの注意が必要だ。

※本企画における検証方法、結果の評価は編集部独自の基準によるものです。検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、商品購入前のひとつの検討材料としていただければと思います。また分解等の検証は専門知識を持つ者が行なっております。真似しないようご注意ください。