ダイソーの4本100円アルカリ乾電池『DAISO&HW ハイパワー』をガチ検証してみた結果

ダイソーで販売されているアルカリ乾電池『DAISO&HW HIGH POWER』はご存じでしょうか。

5本で100円(税別)のアルカリ乾電池が並ぶダイソーですが、こちらは4本100円。なんでも「長持ち! 25%UP!!」ということで、性能が従来品と比べて向上しているそう。どちらにしてもお安い商品ですが、買い物時に迷いますよね。というわけで、実際にどんなもんか、ガチ検証してみました。

検証者|ハンダマスターかしま

ダイソー|DAISO&HW HIGH POWER(単3形)|108円 /4本

皮むきチェック

ガス抜き穴の形状や板金加工は「DAISO&HW」とほぼ同一であり、電解質など中身のプチ改善版といったところかも。

放電グラフ

終止電圧0.9Vになるまでの放電グラフ(2回のテスト中、好結果の数値を採用)。2.2Ωのセメント抵抗を電池につなげ、両端の電圧をデーターロガーで計測した。サンプルデータは同じくダイソー製「DAISO&HW」、パナソニック製「金パナ」「EVOLTA」のもの。

検証結果まとめ

  • ブランド ダイソー
  • 製造 不明
  • 販売 大創産業
  • 製造国 中国
  • 型番 K-17P-12
  • 価格 108円 / 4本
  • コスパ
    • 1本あたり 27.0円
    • 1Ahあたり 19.3円(平均43.9円)
  • 実測容量 1,396mAh(平均1,448mAh)
  • 60分後電圧 1.09V(平均1.09V)
    ※高電圧を維持できているかをテスト
  • 0.9V終始時間 175分50秒
    ※持続時間をテスト
  • 液漏れ補償 なし
  • 製造年月 2018年1月(期限7年)
    ※平均値は過去検証した各種製品のデータに基づく

他製品とのコスパ比較(1Ahあたりの単価)

おすすめ度 ★★★☆☆

ダイソーの『DAISO&HW HIGH POWER』(以下、DAISO&HW HP)は “買っても問題はなさそう” なアルカリ乾電池だろう。ただし、商品が謳う従来品が「DAISO&HW」とすると、「長持ち25%UP!!」というほどのアドバンテージは確認できなかった。おとなしくコスパ優先で「DAISO&HW」を選ぶのが無難かもしれない。

『DAISO&HW HP』の実測容量は 1,396mAh(HWは 1,380Ah)、1Ahあたりの容量コスパは 19.3円(HWは 15.7円)、0.9V終始時間は 175分50秒(HWは 174分31秒)。『DAISO&HW HP』と「DAISO&HW」とで数値面で大きな差はないため、両者で迷うなら、5本100円の「DAISO&HW」で選んでおけばよさそうだ。

『DAISO&HW HP』に良点がないわけでもない。60〜120分後の中間の電圧はわずかに高く、0.9Vを切った後の電圧はすぐに降下する特性で、仕事中の電圧はしっかり出力し、終息付近では速やかに放電といった感じのチューニングになっている。この結果は、ダイソー製アルカリ乾電池「DAISO&GO」と比べるとかなり良い(HWよりもGOが当社従来品乾電池か?)。

なお、『DAISO&HW HP』のパッケージ裏面には写真のような従来品との比較グラフがある。データの無い、雰囲気だけのグラフだが、消費電力の高い機器で使うことが推奨らしい。

最後に。本当にパワーのあるアルカリ乾電池が欲しい場合は、パナソニック製「エボルタNEO」をおすすめする。

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本検証では液漏れなどの耐久性能はテストしていない。液漏れリスクは保管状態・環境によって変わるが、日本製のほうが安心という意見もある。液漏れ対策としては、未使用品なら適温(10〜25℃)で換気のよい場所に保管(高温多湿は避ける)、使用品なら長期間使用しない機器からは取り外して過放電を防ぐなどの注意が必要だ。

※本企画における検証方法、結果の評価は編集部独自の基準によるものです。検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、商品購入前のひとつの検討材料としていただければと思います。また分解等の検証は専門知識を持つ者が行なっております。真似しないようご注意ください。