ダイソーの新型「100円iPhone用ライトニングケーブル」をガチ検証してみた結果

ダイソーで販売されている100円『iPhone・iPad用充電ケーブル』はご存じでしょうか。

ダイソーで見かける Lightning(ライトニング)ケーブルは2種類。リールタイプが200円、ストレートタイプが100円です。いずれも激安のため、とりあえず持っておけば?系の商品ではあるのですが、新型にリニューアルされているようなのでガチ検証してみることにしました。

先日お届けした200円リールタイプに続き、100円ストレートタイプの検証結果です!(編集部)

 

検証人|ハンダマスターかしま

ダイソー|iPhone・iPad用充電ケーブル|108円

以前のケーブルと比べるとメッシュ仕様のケーブルでタフそうには見える。

コネクタ部分

データ通信には使えない。充電専用ケーブルだ。

ケーブル断面(写真下は参考用Apple純正品)

参考|Apple純正品

仕様・検証まとめ

  • 価格 108円(税込)
  • 型番 KO-17P-20
  • 製造国 中国
  • 仕様 ストレート 20cm
  • 充電 ◯
  • 通信 ✕
  • 抵抗値 172.6mΩ
  • 電圧降下V(2A) 0.35V
  • 電源芯線 0.07mmΦ × 34本
  • シールド なし

他製品との比較

過去に検証した Apple純正品を含め、抵抗値の低い順に並べたもの。検証した製品のケーブル長が異なるため比較には向かないので、あくまでも参考用として。

総合評価 ★★☆☆☆

ダイソーの100円『iPhone・iPad用充電ケーブル』は “価格に対して十分な性能” のライトニングケーブルだろう。積極的に推奨するわけではないが、性能面ではとくに問題はなさそうだ。

ただし、購入する場合は次の点に注意しておきたい。①データ通信に使えない。②片面端子(ライトニング端子は通常両面仕様)でやや不便。③非ライセンス品(MFi認証は未取得)のため iOSアップデートによって使えなくなる可能性がある。総合評価では★2つとした。前モデル(リンク)および200円のリール方式ケーブル(リンク)と比べると、断線に対する心配は小さいように見える。

今回検証したものはストレート式 20cmのケーブルで抵抗値が 172.6mΩ。前モデルの 322.4mΩ(20cm)と比べるとかなり改善されている。前モデルでは「1.5A以上出力の機器では使わないように」という注意書きがあったが、現行の200円ケーブル(リール方式)同様、さすがに昨今の高電流充電への対応を真剣に考え始めたのかもしれない(新モデルは 2.1A対応)。ケーブル長が異なるため単純に比較はできないが、100cmのApple純正ケーブルが 195.0mΩなので、この点はMFi認証製品並みのスペックといえる。

そもそもが検証結果が芳しくなくても諦めのつく100円ケーブル。20cmのショートケーブルはわりと重宝するので、1本持っておいてもよさそうだ。

検証項目について

検証① 抵抗の低さ

抵抗が低いほど電流が流れやすい。つまり低抵抗のケーブルならば安定して短時間で充電できるわけだ。充電用ケーブルではもっとも重要な指標となる。抵抗値が低ければロスなく電力を供給でき、大容量機器でも安定して急速充電できる。2.0A充電など高電流対応機器が登場しても、ケーブルの抵抗が高ければ、本来のメリットは薄まってしまう。

検証② 2A充電時の電圧降下V

ケーブルの抵抗によって発生する電圧降下。ここでは2A充電時のロスを抵抗値から算出している。

検証③ 充電専用かどうか

充電専用のケーブルはデータ線が接続されていない。PCと接続してデータをやり取りするような用途には使えないことに注意してほしい。

検証④ シールドの有無

通信ケーブルを覆ってノイズを遮断するための機構。充電性能には関係がないが、通信ケーブルとしても使用するならばあったほうがよいだろう。

抵抗の測り方

各ケーブルのライトニングコネクタ側の分解後に+-銅線先端をショート。USB A端子側の電源ピン間にAgilent社34461A 6.5桁デジタルマルチメーターを接続し、4点抵抗測定を行なった。

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電圧降下Vの計算

ケーブルの抵抗値と電流をオームの法則(V=I・R)に当てはめると、電圧降下(V)が算出できる。例として、ケーブルの抵抗値が200mΩで、10W充電(2.0Aするケースを想定してみよう。この場合、ケーブル(抵抗の両端)に発生する電圧降下は、2.0[I]×0.2[R]=0.4[V] となる。なお、エネルギーロスについては、2.0[I]^2×0.2[R]=0.8[W] が熱となって消えることになる。

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※本企画における検証方法、結果の評価は編集部独自の基準によるものです。検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、商品購入前のひとつの検討材料としていただければと思います。また分解等の検証は専門知識を持つ者が行なっております。真似しないようご注意ください。