里芋でアイスを作るとジェラートみたいでおいしい
ついこの間まで寒い日が続いていたのに、気温もグッと上がって蒸し暑いと感じる日も増えてきました。こうなると恋しくなるのが冷たーいアイス。でも、自宅でアイスクリームメーカーなしで作るとカッチカチに固まったり、分量のわりに手間がかかったりと意外と大変なもの。
今回は冷凍野菜の中でも定番の冷凍サトイモをつかって、しっとりなめらかで、ちょっと粘り気のあるジェラートを作ってみます。サトイモと言えば、豚汁など冬のイメージを持っている方も多いと思いますが、ジェラートに仕立てても、変な風味は全くせずなめらかで美味しくしあがりますよ。脂肪分もすくなく市販のアイスよりググっとヘルシーにできるのでぜひ試してみてください!
ヨーグルト・砂糖・バニラエッセンスをまぜるだけ!
サトイモのジェラートの材料(約500cc分)
- 冷凍サトイモ 200g
- ヨーグルト(無糖) 200g
- 砂糖 100g (ハチミツでも可)
- あれば、バニラエッセンス 数滴
- トッピングに各種ジャムやチョコレートソースなど
まずは冷凍サトイモを200gを茹でたあと、粗熱をとって冷ましておきます。今回はフードプロセッサーを使うので容器にゴロンと入れましたが、少し長めにゆでるとスプーンやフォークでも潰しやすくなります。
そこに、ヨーグルト200g、砂糖100g、そしてバニラエッセンスを数滴加えて、サトイモが崩れて形がなくなるように均等に混ぜれば、ジェラートの素は完成です。手で混ぜるばあいは、まずサトイモをペースト状に潰してから材料を足して混ぜ合わせてください。
サトイモジェラートの素ができたら、冷凍可能なタッパーなどに流し込み、冷凍庫で3時間程度凍らせます。
冷凍中に一度様子を見てざっくりスプーンで混ぜておくと、空気も混ざって硬くなりにくくアイスのふんわりした食感がアップします。
一度かき混ぜ作業を入れ、3時間たったジェラートがこちら。サトイモの粘りのおかげか、大きいスプーンで苦労せずにすくえる自家製ジェラートの完成です!
スプーンすくってみると、ヨーグルトとサトイモだけで生クリームなどが入っていないのに、この滑らかでフワッとした感触に驚けるはず。ヨーグルトだけだとガチガチに凍ってしまってこうはいきませんよね。
完成したサトイモジェラートを盛り付け、いちごジャムをトッピングしてみました。食べてみると、さわやかなヨーグルトの酸味とバニラの風味がマッチして、甘さも控えめな上品なアイス! サトイモっぽさや臭みは感じず、「中に芋が入っているよ」と言われても「そう言われれば……?」と思う程度です。
食感は、ただジュースやヨーグルトを凍らせたのに比べ格段になめらかで、スプーンでラクラクすくえるうえ、ほのかな粘り気がジェラートっぽい食感の楽しさに繋がっています。
冷凍サトイモを使うので手軽にできて、材料も少なく味は抜群のサトイモジェラート、ぜひ作ってみてくださいね!