「そうだ、ドール増やそう。」ボークス、アゾン、PARABOXなどメーカー別本体からみるドール道のすすめ・その2
ボークス
おいアゾンのキャラドール似てねえの多いな!? とお嘆きの方はドルフィードリーム(DD)にもチャレンジ。
DDは女性ユーザーの多い同社のスーパードルフィーに対し、男性向けにアニメ・ゲームキャラを再現した完成モデルを展開するソフビ製ドールシリーズ。
素体はオリジナルで60cm級のDD・DDdy(ドルフィードリームダイナマイト)、50cm級のDDS(ドルフィードリームシスター)、40cm級のMDD(ミニドルフィードリーム)に分かれ、最近の新作モデルの多くはDD、DDSボディを使用している。
公式サイトより、今年2月~4月に受注予約を受け付けていた「雪ミク」。13年に受注販売された「初音ミク」でDDを知った人も多いはず。
販売方法はイベント&店舗・通販でのアフターイベントにおける限定販売+数量限定受注に限られ、購入には行列に並ぶ体力と運が必要。大多数のユーザーは初音ミクなど期間限定で受注生産される一部モデルを狙うのが無難かも。
公式サイトより、ドールズパーティー33で限定販売された『ソードアート・オンラインII』の「シノン」。『アイマス』『マクロスF』などメジャータイトルが中心ながら、『機巧少女は傷つかない』夜々や『シャイニング・ハーツ』メルティなど、へえ?というキャラもたまにDD化される。
もちろん、オリジナルヘッドのスタンダードモデルは常時販売されており、ボディだけ買ってイベント・ヤフオクなどで出品される個人製のカスタムヘッドと組み合わせる手もあり。
店舗に充実したメイク用品とヘッドパーツを購入してメイクカスタムに挑戦してもよし、キャラクターモデルにこだわらなければ楽しく付き合えるシリーズです。
ボークスホビー天国ウェブより、スタンダードモデル一覧。筆者は今年始めに欠品の「MDDレナ」を予約して3ヶ月待ちましたが、現在はどの子も在庫が揃っています。
PARABOX
ところでドールって高いっすね?とビビり気味な人は、大きい子でも3万円台で収まるPARABOX。オリジナルヘッド素体を多数ラインナップし、各サイズのボディ素体はじめパーツ類やカスタム用品はかなりの充実度。
公式サイトにはドールビギナー向けの読み物コンテンツが充実しており、カスタム入門者なら必見(ただしサイトの構成はファンから迷宮と呼ばれるほど散らかり気味)。
公式サイトより、オリジナルの「PARA DOLL」たち。全体に写真の撮影がざっくり気味で、一見「造形微妙かな?」と思いがちだが、「実物を見たら意外と可愛かった」という逆撮影マジックがよく報告されている。
ヘッド造形はリアル系からアニメ系まで幅広いが、全体的に飾り気のない素朴な雰囲気。完成品モデルを購入時にウィッグやアイを自由に変更可能で、メイク済ヘッドの単品販売があるのも他メーカーにない特徴。店頭のパーツバラ買いオンリーでとりあえず一体作ってしまえるのはここならでは。
中野と武蔵小杉にある店舗では完成品モデル以外全商品が常時15%オフとお買い得なので、安価にドールでガシガシ遊びたい人にはイチオシです。
筆者の家にいる、ディーラー製の姫姉ヘッドカスタム。PARABOXのアニメアイとウィッグ、オビツ50cmボディ骨格+オリジナル外皮の45cmオリジナルボディを使用。