「そうだ、ドール増やそう。」ボークス、アゾン、PARABOXなどメーカー別本体からみるドール道のすすめ・その2

余談:どうしてこんなに増えるのかよ

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▲筆者のデスク上の風景

些末事ながら筆者のお迎え歴を明かしますと、MSD(ミニスーパードルフィー)を初お迎え早々に海外製キャストドールにも手を伸ばし、去年11月末に到着してからタガが外れてしまったようで、「小さい子が一体増えたところで何も問題ないよねっ」という意味の寝言を断続的に三度繰り返してリルフェアリーの三体を立て続けに購入。

事務所の徒歩圏に秋葉アゾンがあったのが運の尽き、大晦日に蔵出しの50cmアリス、元日に限定リプーを衝動買い。

行く年も来る年も何やってんだよ……と遠い目をしている暇もなく1月12日のドールショウで好みのカスタム姫姉ヘッドを発見、帰りに武蔵小杉PARABOXで買った素体やウィッグと組み合わせてからは完成品へのこだわりがなくなり、ヤフオクに張り付いてカスタムヘッドを物色開始。

DDヘッド、オビツ21ヘッド、オビツ11ヘッド、ついでに造形ドハマりなアリスのDS限定Ver.と落とすうちにあっさり所持数2桁をオーバー。

仕事が煮詰まるとアゾンに逃げる習慣がついたのが災いしてえっくす☆きゅーとの子が2月中に3体増え、LUTS、Leeke Worldと海外製も数を増す中、MDDレナも到着して脅威の18体に。

「あ、自粛しよう」という決心はアゾンの猛攻の前に脆く、みうところんと3体目のリプーと天音を迎えて現在は22体。あ、これただ単にアゾンに貢いでる人だ……

どうしてそんなに増やすのかよ

安い買い物でもなし、ドールの数が『シスプリ』を超えないかヒヤヒヤしていたのは本当ですが、気がつけば『ベビプリ』を凌駕していたのもまた事実。

ただただ数を増やして愛でるばかりで、メイクカスタムも服の自作もドールハウス作りも撮影もあまり気乗りせず、人形者にあるまじきドライで淡々とした沼への浸かり方で、「なんで増やすの?」とはよく友人に問われます。

「最初の子ひとりだと寂しそうだったから…」なんて常套句は手前の人恋しさあってこそ。そこでお茶を濁さずはっきり言えば、オタ特有の厭人癖とリビドーを受け止める存在として、「喋らない女の子っていいな」とか、「洋服から顔かたちまで全部が自分の思い通りになる女の子っていいな」とか、「自分は内面のない、自我を自由に投影できる女の子じゃないと愛せないんだな」とか、言葉にすると最低だけど至極率直な欲望の遣る方になってくれるからなんですよね。

ドールを自己表現の一つとしてファン同士交流するのも楽しいものですが、それでも多くのドールユーザーは人形と一対一で付き合う時はそれぞれ自分の一人遊びのグロテスクさとひそかに向き合っているはずと、勝手に想定しています。

筆者の場合は美少女ハーレムアニメにばかり慣れ親しんだ育ちの悪さによるアレで特に高尚な悩みでもなく、将来ふらっと等身大という深淵に足を踏み外しそうなのですが……。

人に胸を張れなくてもいい、ひとり静かに嗜む趣味としてドールを始めてもいい。そういうようなエールを筆者のような友達のいない人形者予備軍の方たちに送ったところで、今回は筆を擱こうと思います。

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▲クマショックもできる!

最後に、そんな薄暗いドールライフを送る際の注意点をひとつ。所有者を中心点としたドールディスプレイには限界があり、常に20体以上の人形に見つめられていると人は動けなくなります(ページ最初の画像を参照)。

筆者は気が付くと手近な子の髪の毛を延々と撫でてしまったり、ふとしたときにひとりずつと順番に目と目を合わせていってしまい、四六時中仕事にならず結局配置をバラけさせました。

ジオラマやドールハウスを作って同スケールの子同士で固めるなど、結局は人形視点でのディスプレイにせざるを得ないので、筆者のように部屋が狭い方はご注意を。この注意、誰の役に立つんだ……?

ということでまた次回。ところでこの連載、どこに需要があるんでしょうか?

<ただいま公開中>
第1回 そうだ、ドール買おう。
第2回 そうだ、ドール増やそう。
第3回 そうだ、ドール見に行こう。
第4回 そうだ、ドールの髪切ろう。
第5回 そうだ、海外ドール買おう。
第6回 そうだ、1/6ドール作ろう。