「そうだ、ドール見に行こう。」全国のドールショップ実店舗と各種品揃えでえらぶドール道のすすめ・その3
入門者向けドール情報をお届けする連載第三回目。連載第二回目(「そうだ、ドール増やそう。」ボークス、アゾン、PARABOXなどメーカー別本体からみるドール道のすすめ・その2)では国内主要メーカーのドール本体を紹介しましたが、なんといってもドールはカスタムが醍醐味。同じドールでも服を着せ替えたり、アイやウィッグを交換すれば印象はがらりと変わります。
所有するドールとアイ・ウィッグなどの相性は実際に装着するまで分からないのが、ドール関連の買い物の難しさ。ウィッグ試着OKな店舗も多いので、最初は実店舗で手に取って選ぶのが一番です。ということで、今回はまず主なドール用品取扱い店舗とその販売アイテムの傾向を大掴みに紹介。「一体お迎えしたので服とか色々物色したいっす」という人のショッピングガイドになれば幸いです。
回を追うごとマニアックな内容になりますが、門外漢の方も暇潰しにどうぞ。店頭の展示モデルをぶらっと見に寄るだけでも、「ヤベエ世界スね」と色々びっくりできますよ。
(※本記事の参考写真に使用したものは、全て筆者が所有するドール本体です)
ボークス天使のすみか(全国)
DD(ドルフィードリーム)特化のドールポイント秋葉原、SD(スーパードルフィー)特化の京都天使の里、原宿天使の窓含む全国13店舗を展開。衣装はサイズ問わずセットものが中心で、在庫は全体的に物足りない感あり。アイはSD向けHGグラスアイ、DD向けアニメティックアイズの2ラインで、アニメアイは虹彩のバリエーションが豊富。ウィッグもスタンダードなスタイルが基調で選びやすく、はじめてSDかDDを買った初心者なら最初に見るべきショップでしょう。
▲海外製「LUTS KID DELF」オプションヘッドにボークス製ウィッグ「W-8N ワッフル アイボリー」とお迎えドレス着用。縦ロールとかでないだけマシですが、ソバージュ的なウェーブヘアのウィッグも結構取扱いが難しく、かなり乱れてしまいました。
その他はヘッド素体やメイク・カスタム用品が充実しているが、新商品のリリースも品揃えの回転も遅め。国内他社と比較して価格設定もやや高めで、店頭を物色する楽しみは薄いが、ワンオフ・コーディネートモデル販売やアフターイベント(ドルパ限定品の店舗売り)など催しは多いので近隣にあれば便利です。
アゾンレーベルショップ(湘南、秋葉原、大阪、名古屋)
毎月の新作衣装はWebフライヤーでも確認でき、特に1/6サイズは大充実。シンプルで着せ替えやすいカジュアル系中心で、展示モデルを参考にじっくりコーディネートに悩めるのはここならでは。アイは無いが、ウィッグはDOLLCE、オビツなど他社製品を取扱っている。1/12~1/6サイズに合う撮影用ドールハウスや家具・小物を漁るのも楽しく、小さいドールを中心に遊ぶ人ならもちろん、冷やかし目的でも色々見れるショップです。
▲溜まったアゾン製1/6服。別に大きいサイズより安いわけではないので、気づくと大変な散財をしがち。あと写真のとおり、えっくすきゅーとの子たちもいつの間にか増えます。
PARABOX(中野、武蔵小杉)
衣装は他社と比較してホームメイド感が強いが、靴含め武蔵小杉本店の品揃えは相当なもの。アイはリアリスティックアイとアニメアイに大別され、特に後者は虹彩パターンは少ないがカラーは豊富で重宝する。原色バリバリの非耐熱ウィッグはさておきヅラもカラバリ十分で、スタイルも凝っておらず合わせやすい。購入価格から15%引きされるのも嬉しく、衝動的に色々買いたいときはココ一択です。
▲ディーラー様製のカスタムプチ姫ヘッド&アイ。ウィッグはPARABOX製で5インチサイズの「2テールMシャイニングブラウン」と「ストレートハニーブロンド」。素体はプチ姫ヘッド用に首ジョイントを削ったアゾンのピュアニーモボディで、服もアゾン製です。