コストコの上物チョコ『リンツ リンドール ミルク』はイタリア製とスイス製で味がちがう?
コストコの人気チョコ『リンツ リンドール ミルクチョコ』。スイスの老舗チョコメーカー、リンツ&シュプルングリー(通称リンツ)のプレミアムチョコ「リンドール」の徳用パックです。
実はコストコ版は本国スイス製造ではなくイタリア製造なのですが、違いはあるのでしょうか? ちょいと食べ比べてみました。
コストコ版『リンツ リンドール』は圧倒的に安い
コストコが輸入・販売している『リンツ リンドール ミルクチョコ(Lindtz Lindor)』の原産国はイタリア。48個ほど入って1,598円(税込、品番 593420)。コスパ(単価)は1個あたり約33円ですね。日本の公式オンラインショップで販売されているスイス製造の「リンドール」ですと、1個99円ほど(10個入りパックで)。コストコならほぼ1/3の価格でゲットできるわけです。あまりにも圧倒的なコスパ差ですけど、味に違いはあるのでしょうか?
イタリア製造の「リンドール」群の中にひとつぶだけスイスもの。どれかわかりますかね?
イタリア製造とスイス製造、どう違う?
まずはルックス。写真左がスイス製造、右がイタリア製造(コストコ)。サイズ感はほとんど同じで、重量はどちらも4.5g前後。色合いはスイス版がちょっとだけミルキィというか薄茶色な感じ。注意深く観察しなかったら、違いはわからないレベルですよねぇ。
で、お味のほうは? それぞれの特徴をまとめてみました。
- [スイス製造]シェルとガナッシュの口溶けがバランスよい印象。ガナッシュが最後までやわらかくねっとりと口溶けする感じ。どこかキャラメルのような風味を思わせる面もあり、深みのある味に感じる。
- [イタリア製造]シェルがややしっかりしていて、ガナッシュは固形っぽさからサラサラとした口溶けに。シンプルに上質でコクうまのミルクチョコ感。
確かに違いは感じますね。ただ、当然なら味のベクトルは同じですし、どっちがおいしい?という話であれば、差は無いに等しい。好みの差でいえば、口溶けのリッチ感はスイス製造に分がある印象です。
ちなみに、原材料表示については次のような差があります(原材料の並び順は使用量の多い順)。
- [イタリア製造]砂糖、植物油脂、ココアバター、カカオマス、全粉乳、脱脂粉乳、乳糖、乳脂肪、大麦麦芽エキス/乳化剤(大豆由来)、香料
- [スイス製造]砂糖、植物油脂、ココアバター、全粉乳、カカオマス、乳糖、バターオイル、脱脂粉乳、植物レシチン(大豆由来)、麦芽エキス、香料 ※植物レシチンは乳化剤のこと
栄養成分は、コストコ版が100gあたり623kcal(脂質 47g / 炭水化物 44g / たんぱく質 4.9g)。スイス製造については日本の公式オンラインショップに情報がない(準備中ステータス)のですが、スイス国内向けショップの情報ですと100gあたり617kcal(脂質 47g / 炭水化物 43g / たんぱく質 4.6g)と若干が差があるようです。
結論
『リンツ リンドール ミルクチョコ』はコストコ版(イタリア製造)とスイス製造とで若干の差は認められるけど、おいしいという評価では両者同等。コストコ版が圧倒的に安いからといって、スイス製造より激しく劣ると明言できる材料は無いと言えるでしょう。
いつもはコストコ版、もし機会があればスイス製造を試してみる。そんな感じのリンドールライフでよいと思います。
この記事で紹介した商品の詳細情報

商品名 リンツ リンドール
参考価格 1,598円
おすすめ度
■品番|593420 ■内容量|600g ■カロリー|100gあたり623kcal ■原産国|イタリア ■輸入者|コストコホールセールジャパン ■原材料|砂糖、植物油脂、ココアバター、カカオマス、全粉乳、脱脂粉乳、乳糖、乳脂肪、大麦麦芽エキス/乳化剤(大豆由来)、香料