「そうだ、ドールの髪切ろう。」ウィッグのお手入れから簡単なヘアカットにもチャレンジしてみるドール道のすすめ・その4
植毛ヘッドの前髪カットに挑戦!
ウィッグは交換すればまあ済みますが、植毛ヘッドはやらかすと再植毛するしかないので、ヘアカットは二の足を踏んでしまいがち。髪切る技術とかないしなあ……という人も、まあ物は試しに一度やってみましょう。
ソフビ製ヘッドに直接髪が植えられているのが植毛ヘッド。アゾンドールは大体コレです。アリスはどうも前頭あたりの植毛が薄く、注意しないと頭皮が透けがちです。
今回カットするのは「48Alice(アリス)/Time of grace(2014ELLEN’S Garden開催記念ver.)」。さっと分ければ違和感はないのですが……。
櫛を入れるとこんな感じ。前髪が厚くて野暮く見えることが多いので、調整することにします。ヘアスタイルにもよりますが、ウィッグも植毛ヘッドもユーザーごとに調整できるよう前髪はぱっつん気味な商品が多いようです。
髪は等間隔に植わって層状に重なっています。ヘアピンで上層の前髪を留め、一番下の層にある列から順番にはさみを入れます。これなら切りすぎても、上層の髪の毛が被さってごまかしがききます。
マスキングテープを貼って層を区切ってもOK。1/6ドールなどはこのほうがやりやすいかも。はさみは横に入れず縦か斜めに入れること、櫛などでまめに切った髪を落とすことさえ心がければ、経験ゼロでもなんとかなります。
微調整は必要ですが、まぶたが出るようになりました。眉を透かしたい場合、最上層から何層か下の段で梳きバサミを入れればOKです。
以上、ネットとかで色々調べて試してみて一番ラクだったのはこれかなあ、というドールヘアのメンテナンス方法でした。うっかりラフに取り扱って何本か毛が抜けたところでそう問題もないわけですし、ウィッグの厄介さがイヤだなーと思ってる入門者の人に「ふーん」と思ってもらえましたら幸いです。
1/6ヘッドの植毛方法とかも入れたかったのですが、書いてから内容入れ込み過ぎたのに気づいたのでそれはまた次回に。そのあたりからは慣れや試行錯誤が必要なカスタム作業になるので、トーシロの筆者には荷が勝ちすぎるところですが、なるだけ頑張りたいです。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。