いちどは食べておきたい「東京都内のとんかつ屋5店」を選んでみました

2015061101

一時期、食べログに載っている都内のとんかつ屋、全部行ったる! と意気込んで、だいたい80店くらい訪れて、ひとまず、もういいかぁ……と落ち着いて今は梅干し全銘柄を食ったる! と燃えているスタッフに、「梅干しはさておき、都内のとんかつ屋、また行きたいのはどこ?」と聞いてみました。

というわけで、食に小うるさいスタッフが選んだ、「いちどは食べてみるべき都内のとんかつ屋5選」、お届けします!

成蔵(なりくら)

tonkatsu01

想像を絶する「シャ豚ブリアン」のシアワセ感!

冒頭の写真も成蔵です。「豚肉そのものの味」にこだわるなら、この成蔵で決まり! ゆっくりと時間をかけて低温の油で揚げられた肉は、ほんのりとしたピンク色。うまみを飛ばすことなく調理されており、「豚肉ってこんなに濃厚な味だっけ!?」と驚くこと間違いなし。王道はロース&上ロースながら、「シャ豚ブリアン」もぜひ味わっていただきたい逸品。ヒレ肉の中心の部分(牛で言うシャトーブリアン)とのことで、想像を絶する軟らかさなのです!

※成蔵はTwitterでも情報を発信していますよ。

<店舗情報>
・住所 東京都新宿区高田馬場1-32-11 小澤ビル地下1F
・営業 月・火・水・金・土 11:00~14:00(LO) 17:30~21:00(LO)

とんかつ桂(とんかつかつら)

tonkatsu03

ざくざくコロモのとんかつ食いて―! と思ったら

低温で揚げ、肉のうまみで勝負する昨今の流れとは異なり、カリカリした厚めのコロモに個性があるお店です。低温揚げもいいけれど、このコロモの存在感は、まさに「とんかつ喰らってる!」と感じさせる強烈な快感! その食感を実現するためか、揚げ時間はかなり長め。行列ができていると、入店するまでかなりの時間がかかるので、早めの時間に来店するのが吉(行列を断られることも……)。またお酒を頼むと、サービスで味噌田楽が付いてきます。これまた美味く、揚げ時間を待つのにちょうどいいので、イケる方はビールなども一緒にいかが?

<店舗情報>
・住所 東京都小平市上水本町5-7-20
・営業 日・火〜土 11:00~13:00頃

とんかつ やまいち

tonkatsu05

ごま油の風味が空腹を刺激する新生やまいち

名人! 達人! としか言いようがない技を持っていた先代店主が亡くなり、しばらく休業していましたが、新しい職人とともに復活しています。先代のころとは味の方向性が異なるため、旧来からのファンは戸惑うかもしれません。しかし、新やまいちも、かなりの個性&クオリティを持っているのです。先代が「サクサクなコロモとふんわりした豚肉の調和」だったとすれば、「しっかりした歯ごたえとごま油の香り」のパンチが効いたとんかつになっているように感じました。正直、先代に匹敵するとまでは言えませんが……ぜひ一度は訪れていただきたい名店です。

<店舗情報>
・住所 東京都千代田区神田須田町1-8-4 玉井ビル1F
・営業 火~金 11:00~13:50(LO) 土 11:00~13:30(LO)

丸五(まるご)

tonkatsu02

アキバで出会える本格旨みとんかつ

秋葉原の有名店。こちらも豚肉のうまみがしっかりと味わえるお店です。とんかつ、特にロースの主役は脂身だと思いますが、丸五は赤身部分もしっかりジューシーでうまい! また「豚肉のうまみ重視」のお店としては、コロモのサクサク感も強いほうで、バランスが取れたお味。1975年創業なので老舗というほどではありませんが、店内は落ち着いた和のたたずまい。秋葉原電気街界隈にあっては珍しい、大人がくつろげる雰囲気です。

<店舗情報>
・住所 東京都千代田区外神田1-8-14
・営業 火~日(第3火曜は休み)11:30~15:00(LO14:00) 17:00~21:00(LO20:00)

ポンチ軒(ぽんちけん)

2015061704

実は特製ポテコロも絶品なので食べてほしい

こんがりキツネ色の、パン粉の粒大き目のコロモ、しっかり火が通っているけどジューシーな豚肉。大きな個性があるわけではないですが、正統派でバランスがよく「いい仕事」なとんかつです。またここの看板メニューはもうひとつあります。「特製ミンチポテトコロッケ」です。要するに肉入りのコロッケなのですが、これがクリーミィで絶品。お腹に余裕があれば、とんかつだけでなく、コロッケも追加してみていただきたいところ。

<店舗情報>
・住所 東京都千代田区神田小川町2-8 扇ビル 1F
・営業 月〜土(第3月曜休み) 11:15~15:00(LO14:30) 17:30~22:00(LO21:00)

番外)とんかつ 万平(まんぺい)

tonkatsu06

冬になったら行ってみて! 牡蠣サイコー!!

とんかつは、硬く薄いコロモで、「フリッター」のような食感。正直、このとんかつだけでは、名店とは呼ばれないでしょう。この店のポイントは、冬季限定の「カキ」なのです。臭みなし、うまみだけを引き出す完璧な揚げ具合の「カキフライ」。大粒のカキをバターで焼き、濃厚な味わいが楽しめる「カキバター」。冬になると絶対に行きたくなる、カキの名店なのです。

<店舗情報>
・住所 東京都千代田区神田須田町1-11
・営業 月~金 11:30~14:00 / 17:30~19:00 土 11:30~14:00