【おすすめWebマンガ】実は私は(増田英二) ~ この緑髪ヒロインは……イケる! 期待のオールドスクールラブコメ

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日々更新されるWebマンガ。大手出版社も本腰を入れ始め、その量たるやハンパな数ではなくなってきた。いくら我らがマンガ大好きジャパニーズだとはいえ、すべてを追いかけるには時間がいくらあっても足りないことだろう。積んどくことができない媒体なのも悩ましいところ。そこでmitokでは絶対に外せない注目作品を定期的にご紹介。Webマンガ、これを追うべし!

増田英二『実は私は』 LINEマンガ連載

そろそろ出揃ってきた今期の新作アニメ、皆さんお気に入りのタイトルは見つかりましたでしょうか。筆者は『空戦魔導士候補生の教官』と『赤髪の白雪姫』と『VENUS PROJECT -CLIMAX-』と『ビキニ・ウォリアーズ』があれば生きていけそうなのですが、「なんか『のんのんびより』の前に妙に古臭いアニメやってね?」と気になってる方も地味に多そうなのが本作『実は私は』です。

隠し事のできない性格から「穴のあいたザル=アナザル」とあだ名される男子高校生・黒峰朝陽は、ミステリアスなクラスメイト・白神葉子に片思い中。偶然にも彼女が実は吸血鬼だったことを知り、秘密を守り抜くために朝陽は葉子と友達付き合いを始めるのだが……

パパラッチ気質な新聞部の眼鏡っ娘、生真面目なクラス委員長、朝陽の周囲を固める友情に厚い男子たちなど、サブキャラ含めて登場人物のキャラ付けはなべて古典的。お話の軸も朝陽と葉子の付かず離れずなベタベタのラブコメで、ややクセのある絵柄と相まって妙にオールドスクールな読み味の学園コメディに仕上がっております。

そこにスパイスを加えるのが、あらぬ方向に尖りまくったヒロインたちの意外なキャラ設定。実は吸血鬼、程度は驚くに値せず。実は宇宙人、実は悪魔、実は未来人……といった突拍子もない奴らが、学園マンガの古典ムードを破る予想外な登場の仕方で続々集結。いやに90年代っぽいと思いきや、物語が進むにつれて味付けは結構今風になってきます。

まあメインヒロインが緑髪関西弁吸血鬼って時点で属性盛りすぎ尖りまくりなわけですが、とくにアニメでは芹澤優の好演も手伝って、「絵柄古い上にニッチすぎだけどもしかしたら……アリじゃね? ちょっとかわいくね?」という気持ちにさせられたりもします。しますよね? というわけでマンガもアニメもチェック必須ですねこりゃ!

LINEマンガ無料連載では現在、アニメ化記念で序盤のエピソードを週間連載中。同じくLINEマンガストアでは第1巻が無料配信されているので、古き良き学園コメディに思わぬサプライズを詰め込んだ注目作をマンガでも楽しんじゃいましょう!

『実は私は』掲載情報

・作者:増田英二
・掲載メディア:LINEマンガ(毎週木曜日更新)

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