【Steamおすすめ】フォトニカ(日本語対応)〜 このスピード感と浮遊感ヤバすぎ……無我の境地になれるランニングアクション
世界中のゲーマーたちが愛用するPCゲームダウンロードポータル「Steam」。とにかく頻繁にセールが実施され、人気作も最新作も安くゲットできるオトクなサービスですが、配信タイトルが超膨大なせいで、どれで遊んでいいのかわからない! そこでSteamマニアな筆者が、いままでプレイした中からおすすめのタイトルをご紹介。本日はランニングアクション『FOTONICA(フォトニカ)』です!
『FOTONICA(フォトニカ)』インフォメーション
・ジャンル:ランニングアクション
・日本語対応:対応(UI)
・デベロッパー:Santa Ragione
・パブリッシャー:Santa Ragione
・価格:980円
・ダウンロードはこちら
独特のスピード感と浮遊感が楽しめるランニングゲーム
不思議な世界を走り続けていくランニングアクションが『フォトニカ』。簡単操作でスピード感と神秘的な音楽&ビジュアルが楽しめる、雰囲気&没入系のゲームだ。文字に頼るタイプのゲームではなく、メッセージも少ないのだが、ちゃんと日本語に対応している。独特な作品だけに、チュートリアルやオプションの項目が日本語で書かれているのは分かり易くてよい。
『フォトニカ』は、スマートフォンなどで流行しているランニングアクションの流れを汲んだ作品。ワイヤーフレームで描かれた不思議な世界を走っていき、ゴールへと到達するのが目的だ。ゲーム中に必要なのはボタン一つだけ。ボタンを押すと主人公が加速し、離すとジャンプし、空中でボタンを押すと急降下を行う。ボタンで主人公が走るとはいっても、懐かしの『ハイパーオリンピック』のように連打しなくて良い。
操作はボタンを押したり離したりするだけで、走る方向を変える必要もない……と操作的には極めてシンプルだが、なかなかに奥は深い。幅跳びのような軌道を描く、クセのあるジャンプを使いこなさなければならないからだ。
主人公が走るコースは途切れ途切れになっており、切れ目から落ちるとミスになってしまう。何層にもなった鉄橋か高架を走るような感じだが、下層を走っていたのではゴールにたどり着けない(ジャンプで越えられない大きな切れ目がある)ため、ジャンプしてできるだけ上の層へと移る必要がある。このゲームのジャンプは急上昇するようなものではなく、幅跳びを思わせる緩やかな放物線を描くため、コースを覚えておき、早め早めにジャンプしなければならない。この幅跳びジャンプは独特のスピード感と浮遊感に溢れており、途切れたコースを上手く飛び渡れるととても気持ちいい。
走る速度が一定値を超えると、周囲が金色に輝いて更にスピードアップする。まるで、走っていると脳内麻薬が出る「ランナーズ・ハイ」か、懐かしの漫画『スプリンター』に出てきた「神の領域」のよう。ミニマルなBGMや、ワイヤーフレーム風のビジュアルと相まって、ちょっと神秘的ですらある。
本作には、ゴールを目指す「アーケードモード」と、終わりのない「エンドレスモード」があるのだが、特に後者は没入度が高い。ひたすらに走り続けていると、スピード感と浮遊感でちょっとトリップしたような感じになってくるほど。知性や知識でプレイするのではなく、頭を空っぽにして感性で遊ぶゲームなのだ。
<参考リンク>
・Steam
・Steam|フォトニカ
※本コーナーでは著者おすすめのゲームを紹介していますが、「このゲームを試してみてほしい!」という毒味のご要望がございましたら、mitokのTwitterアカウントまでメンションしてください!(人身御供になってみるかもしれません)