コンビニのコピー機にUSBメモリをつないで快適PDFファイル印刷! ~ セブン-イレブン編
どのコンビニにもコピー機は設置され、手軽に利用できるのはご存知の通り。一昔前に比べ、家庭用のプリンターの普及もあり、以前ほどコンビニのコピーを利用する機会がないという人も多いのではないでしょうか。
実は現在コンビニに置かれているコピー機は、昔では考えられないほど進化し、白黒・カラーコピーのほかにも便利な機能が多数搭載されています。メディアリーダーを搭載し、SDカードやUSBメモリなどで持ち込んだデータをプリントアウトできたりするほか、住民票の写しや印鑑登録証明書の取得にも対応。単なるコピー機以上のマルチぶりを活用しない手はありません。
多機能化したコンビニのマルチコピー機がどんな用途に活用できるのか、知っておけば役に立つ場面もあるはず。今回は、そんなコンビニコピー機のうち、セブン-イレブンに設置されたものを使って画像ファイルやPDFファイルなどをプリントアウトする方法を紹介します!
用意したデータを使って印刷を行う
メディア読み込みのための機器が接続され、各種メディアに保存したデータを印刷するプリンターとしても使えるのがマルチコピー機の特徴のひとつです。セブン-イレブン設置の機種では、microSD、SDカード、コンパクトフラッシュ/マイクロドライブ、メモリースティックDuo、USBメモリー、CD/DVDといった現在普及している多くの持ち運び可能なメディアに対応。また、携帯電話やスマートフォンから赤外線通信やWi-Fi通信を行い、データを転送することもできます。
PCなどからデータを転送して持ち運ぶ用途としておそらく最もメジャーなのはUSBメモリでしょう。USBメモリにデータさえ保存しておけば、どこのコンビニでも簡単に内容をプリントアウトできるというのは非常に便利です。
USBメモリからのデータの印刷を行うには、まずメニューから「プリント」を選択したのち、「スマートフォン/メディアからプリント」に表示された「写真プリント」「普通紙プリント」「はがきプリント」のいずれかを選択します。対応ファイルはPDF、XPS、XDW、JPEG、TIFFとなっています。
CD/DVD以外のメディアを読み込む部分にかかっているカバーは、コピー機のタッチパネルでの操作に併せて開閉します。カバーの中は、各種メディアに対応したUSB接続ポートをそなえたカードリーダーになっているので、液晶画面の指示にしたがいUSBメモリを差し込みます。
接続したUSBメモリをコピー機が認識するまでに少し時間がかかる点、読み込み中には抜き差しを行わないといった点には注意。画面の指示にしたがい、USBメモリの抜き差しを行っても大丈夫なタイミングは液晶画面に表示されるので、よく見て操作を行います。
USBメモリを接続すると、液晶画面にはUSBメモリ内に保存されたファイルのサムネイルが表示されます。フォルダの表示にも対応しているので、印刷するファイルのみをひとつのフォルダにまとめておくといった作業を事前に行っておくのも良いでしょう。
プリントするファイルを選択して用紙サイズを決定すれば用意したデータを紙に印刷することができます。料金はJPEG、TIFFファイルを使用しての「写真プリント」の場合はLサイズ(フォト用紙)で1枚30円(証明写真サイズプリントは200円)。PDF、XPS、XDWファイルを使用しての「普通紙プリント」であれば白黒が10円、カラーの場合は1枚50円(A3サイズのみ1枚80円)となっています。
これまで紹介してきたように、マルチコピー機を使えば、簡単な操作で高性能なコピー機を使って持ち込んだデータをプリントアウトすることが可能です。使い方をマスターしておけば、出先で急にデータを紙にプリントアウトした資料が必要になった時はもちろん、家や職場のプリンターの故障時などにも役に立つこと間違いなし。少ない枚数の写真プリントを行う際に、フォト用紙を用意する手間も不要になります。段使用しているプリンターの印刷性能に不満があるという時などに試してみるのもいいかもしれませんね。
<参考リンク>
コンビニでのサービス 文書プリント 富士ゼロックス