【ガチ検証】女性も携行しやすいスティック型モバイルバッテリー、おすすめモデルを調べてみた

【総評】1セル仕様バッテリー(スティック型)について

1セル仕様のバッテリーは1.0A出力ということで、5Ω負荷(1.0A)での放電テストを行った。『cheero Power Plus 3 stick』以外の2モデルは 2.0A負荷に耐えることができず、short属性のアンドロイド系スマホなどで使用した場合は過負荷となり充電ができない可能性もある。

3.7V 1セル駆動のモデルは、小型化のためにDC-DCコンバーターの効率が犠牲になっているのか、瞬発力に欠け、充電電流を充分にドライブできるだけの供給力が弱いようだ。小型タイプのモバイルバッテリーでは、DC-DCコンバーター基板もそれなりに小型にしなければならないため、ある程度の容積が必要なコイルとコンデンサの大きさを稼ぐことができず、変換効率の良いユニットを作ることが難しいのだろう。

効率の良いDC-DCコンバーターを作るには一般に、より高性能で、より小型な部品を使えばよいのだが、当然部品代は高価になり、それは製造コストの増大につながってしまう。多少基板が大きくなっても、コストも含んだトータルバランスが良く、安くて性能の良い「お得」なモバイルバッテリーの領域、そのバランスポイントは2セル〜4セルの間にあるのかな? というのが昨今の印象だ。

並列と直列って何が違う?

バッテリーの並列や直列の善し悪しは、水汲みのバケツリレーに例えると解りやすい。

3.7Vのバッテリーから組める水の量は小バケツ、7.4Vのバッテリーからは大バケツ、スマホへ渡する水の量は 5.0Vなので中バケツとしよう。 3.7V電池の場合だと、小バケツでスマホの中バケツを満杯にするには、1回とちょっとの回数分、水汲みリレーをする必要がああるが、7.4Vの大バケツなら一度で、スマホの中バケツに対して余りが出るほどの水を汲むことができる。電池が並列の場合、小バケツへ汲む水の保有量(mAh)が並列倍になるというわけだ。

今回のバッテリーは3.7V駆動のものばかりだったが、やはり駆動電圧は7.4Vが良い。容積を同じにして 7.4V仕様にしようとすると、半分の容量の電池を2本使うことになるが、充電用のDC-DCコンバーターを搭載しなくてはならないこともあり、トータルでのコストパフォーマンスがどちらが上かは微妙なところではある。