知らなきゃ損!「北海道新幹線」に安く乗れるお得ワザ3選【3月26日開通】
▲北海道新幹線H5系。北海道のラベンダーを思わす紫色のラインが特徴だ。
鉄道にはさまざまな格安きっぷやツアーを利用したお得なテクニックが存在します。これらをうまく利用すれば、浮かせた分だけ食事を豪勢にするなど、旅が簡単にグレードアップできるので、ぜひ覚えておきたいものです。
2016年3月26日に開通する北海道新幹線についてもさまざまなお得なテクニックがあるので、その一部を紹介しましょう。
目次・コンテンツ
●お得テクその1● 北海道新幹線に25%引きで乗車する
北海道新幹線の東京-新函館北斗間の運賃をご存知でしょうか? 往復割引を適用した正規運賃の場合、合計で4万3,060円になります。航空機の割引運賃が往復で4万円を軽く切ってくる現状では、どうしても割高な気がしてしまいます。
ところが、宿泊とセットになった旅行商品になると、ぐっと安くなります。ホテル代と込みで4万円そこそこのプランが開業と同時に発売されているのです。
代表的なものは、びゅうから発売されている「祝 北海道新幹線 函館 湯の川温泉 大沼公園」。〈はやぶさ〉往復と「ホテルリソル函館」1泊つきで3万6,900円からとなっており、宿泊費を除いた交通費部分の代金は3万1,700円なので、およそ26%の割引になります。
ただし、これは2人以上出発が条件になるので、1人旅には使えません。1人でも受けつけてくれるプランは、日本旅行の「北海道新幹線開業記念!! 青函遊結(ゆうゆ)SPECIAL」があります。「ロワジールホテル函館」1泊つきで4万6,400円からで、交通費部分の代金は3万5,400円、割引率は約18%になります。
●お得テクその2● 片道だけ飛行機も使える
JTBの「マイプラン北海道」は、最大13泊14日の日程を自由に組めるフリープランです。北海道までのアクセスに航空機、列車、フェリーのなかから選べるのが特徴ですが、北海道新幹線開業と同時にアクセス手段に組み込まれました。
びゅうや日本旅行の記念商品は、往復とも新幹線で限定されていますが、「マイプラン北海道」であれば往路は話のタネに新幹線、復路はサッと飛行機、というようなアレンジができるのが特徴です。
また、滞在地は函館に限定されていないので、オプションの「JRフリーパス」を使って各地をめぐることも可能です。新幹線の価格は、1人出発だと高めですが、2人以上ならばびゅうよりも割安になります。
●お得テクその3● 東北も一緒に巡る
北海道新幹線開業にあわせて、記念商品がいくつか発売されています。JTBの開業記念商品「北海道新幹線に乗る! 青森・函館・札幌」もそのひとつ。これには2つのプランが用意されています。
1つめは「北海道・道南ゴールデンルート2〜5日」。道南の宿泊1〜4泊とレンタカーがセットになったフリープランになります。北海道までのアクセスは、片道が新幹線、片道が航空機限定になります。気になる旅行代金は、「ホテルネッツ函館」1泊+往復交通費+レンタカーで4万1,400円からとかなりお得です。
2つめは「フリープラン 青森・函館」。東京・大宮・宇都宮を出発して〈はやぶさ〉を利用し、八戸―函館間のいずれかで下車して宿泊、2日目以降に帰着するもの。または、盛岡で途中下車して東北の温泉に宿泊、2日目以降にふたたび新幹線に乗り函館に滞在して帰着するものなど、いくつかパターンが用意されています。
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今回紹介したもの以外でも、現地で使えるフリーきっぷや、温泉に特化したプランなど多くの商品が発売されています。昨年、北陸新幹線で格安の商品がたくさん登場したように、今年は北海道(特に函館)が狙い目です。旅行代理店のパンフレットやネットでもよく調べてみてください!
▲世界三大夜景のひとつ、函館山からの夜景を眺めに、お得なプランを探してみよう!
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【巻頭特集】北海道新幹線のお得なきっぷ
【パート1】安く乗る! 新幹線の裏ワザ
【パート2】知っておくべき! 鉄道なんでも裏ワザ
【パート3】使い倒す! 青春18きっぷの旅
【パート4】まだまだある! 全国のお得なフリーきっぷ
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