【インタビュー】世界最強クラス「格ゲー」プロゲーマー・Infiltration 〜 プロ契約の裏側とストV上達法を語る!

プロゲーマーという生き方

――昨年12月、シンガポールのゲーミングデバイスメーカーであるRazerと契約し、プロゲーマーになりました。プロゲーマー契約は、どういう風に進んだんでしょう?

インフィル 2013年から2015年はフリーで活動しましたが、海外メディアからプロゲーマー契約に関する質問を多く受けました。「あなたなら絶対できるのになぜ契約しないのか」とか、「メーカーと接触してみろ」とか。無論自分もそうしたかったんです。本当に悩みました。

『スト』シリーズのプロゲーマーを抱えている有名どころとしては、MAD CATZ、エビルジーニアス(EG)、Razerがあります。このうちMAD CATZ(MCZ)は、日本のウメハラ選手、ときど選手、マゴ選手の3人体制があまりにも固いので、自分が入る隙は無いと判断しました。EGも気が付けば選手がものすごく増えてました。一時期相談したこともありますが、やはり難しいかなと。しかしRazerは親しい選手も多く、何よりアメリカに地盤をおいているMCZやEGとは違い、本社がシンガポールだというのも魅力的でした。韓国から6時間弱と、距離もアメリカより近く、できる活動はさらに増えると思いましたね。なのでRazerと接触することになり、条件も悪くなかったのでOKしました。それで2016年1月1日からプロゲーマーとして活動することになりました。

――契約スタートが今年の1月1日なんですね。発表はそれより先に行われましたが。

インフィル 発表は昨年11月でしたが、公式活動は今年からです。

――格ゲー界で活動するプロゲーマーは数多くいますが、選手が具体的にどういう支援を受けているのかは知られていません。Razerは、インフィル選手の活動をどういう形で支援するのでしょう?

インフィル まずRazerのゲーミングデバイスや周辺機器を公式に支給されます。そして月給と大会参加に必要な移動費、滞在費の支援を受けます。選手別に契約規模が違うし、細かい金額は言えません。まあRazerでは、代表選手とも言えるXian選手が一番いい待遇を受けてるんじゃないですかね(笑)。

――支援規模には満足していますか?

インフィル 現在のところ満足しています。月給が支払われるのが一番大きいですね。生活費の心配が減り、ゲームに集中できます。

――賞金の一部をチームと山分けとか?

インフィル そういうのは無いですね。賞金は全て選手の取り分です。レイザーは自分やほかの選手を使い、ブランドを広めるという方がメインです。

――レイザー側からの要求はあります?

インフィル 特に言うほどの要求はありません。所属選手として大会ではユニフォームを着てRazerを広め、TwitterやTwitch放送などで情報を発信するとき、Razerの情報を追加することくらいでしょうか。

次ページ:プロゲーマーが教える格ゲー上達法