ドライブ必需品「シガーソケットUSB充電器」おすすめはコレ! アマゾン人気8製品をガチ検証してみた
クルマ移動時に欠かせないアイテム「車載用シガーソケットチャージャー(USB充電器)」。スマホを充電するために使いますよね。これから買おうと思っている方、アマゾンで買える商品の中から、mitokのガチ検証でおすすめモデルを選んでみました。ご参考にどうぞ!(編集部)
※本企画の検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、購入する際の一材料として参考にしていただければと思います。また分解等の検証は専門知識を持つ者が行なっております。真似しないようご注意ください。
検証した製品について
今回チェックした「車載用シガーソケットUSB充電器」は Amazon.co.jp の売れ筋品から8製品。価格は購入時のもの。
- Anker PowerDrive Speed 2 39W 1,899円
- Anker PowerDrive +3 36W 1,999円
- RAVPower USBカーチャージャー 2ポート 24W 899円
- Eleckey USBカーチャージャー 30W 1,299円
- Archeer USBカーチャージャー 24W 898円
- BUFFALO USBカーチャージャー 24W 859円
- SmarTop ZNTカーチャージャー 2ポート 24W 880円
- AUKEY シガーソケットチャージャ 54W CC-T4 999円
検証方法について
メーカー公称の充電性能があるかどうかをチェックするため、電子負荷回路を自作し、負荷容量と充電電圧をデータロガーで記録。ヒューズ付きのチャージャーは負荷をかけすぎると切れてしまうので、ヒューズ部分を短絡し、電源供給を直結して検証を行なっている。
各用語について
コントローラ
DC-DCコンバーター電源制御チップの名称。型番が削られていたり、記載されていなかったりして不明であるものもあるが、一応身元をチェック。
出力ポート
USBポートの数
充電識別
スマホが認識する充電器属性の種類。 属性がスマホに正しく認識されないと急速充電が開始されない。昨今の充電回路では識別用の専用ICが使われている。型番がわかる場合は明記した。
出力電圧
0.5A負荷時の電圧。
最大負荷
電流負荷をかけ、出力が4.5V以下(充電できない)に降下した時の負荷値。 高負荷時、電流値が乱高下状態となり一瞬でも4.5Vを下回った次点で検出値となる。
ヒューズ
ガラス管、自動復帰(PTC)タイプ、中には基板パターン自体がわざと切れるものもある。昨今のほとんどのモデルが自動復帰するPTCヒューズを使用している。 PTCヒューズには寿命がある。
自動保護
過電流保護回路の動きの種類。保護回路が無いモデル、ポートが複数あっても一括オフになってしまうモデル、ポートごとに過電流保護が作動するモデルがある。保護からの復帰方法は、電流が下がった時点で復帰するモデル、プラグを取り外さないと復帰しないモデルがある。
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① Anker PowerDrive Speed 2 39W
仕様
内部基板
負荷テスト結果
総合評価 ★★★★☆(4.0)
QC(Quick Charge)ポートを2口備えたAnker最新鋭モデル。過電流保護はポートごとの個別検出で、最大電流値は3.3Aだった。電源回路の安定度は3.0A底上げ計測でも負荷グラフにほとんど変化がなく、ポテンシャルとしては3.3A×2=6.6A以上はあるものと思われる。
電源はひとつの回路から分配するのではなく、上下の基板に1回路ずつスイッチング回路を持つ完全なデュアル構成となっている。QCはポートごとに出力電圧の切り替えが要求されるので、必然的にポートの数だけ電源チャンネルが必要となる。
QC制御チップはそのマーキングからEOSMEM社製 NT6008 と推測される。12VまでのQC供給に対応しており、Apple系デバイスでも属性は2.4A、Android系short属性へも自動切り替えとなっている。QCポートはApple系スマホ(iPhone)でも使用可能だ。
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