【キロめし】高級食材のエビが2kg大人買いで4000円以下! 楽天で人気の赤エビのオトク度とは!?
刺身はねっとり甘く巨大甘エビのよう!
赤エビの解凍方法は簡単。流水で15分ほどさらすと半解凍になるので、すぐに調理OKだ。解凍時はバラになるようにすることで解凍時間の短縮と同時に解凍ムラを無くせる。
流水で数分でバラとして扱えるので、その次点でジップロックなどに小分けして冷凍庫に入れてしまえばいつでも夕食に一品エビの刺身が食べられるという、天罰が当たりそうな食卓がゲットできることになる。
半解凍の状態で皮を剥いたら、皿の上に出し10分程度で解凍完了。生食OKだ。刺身にする時はそこそこ背わたがあるので、爪楊枝などで取り除くとさらに美味しくいただける。
早速、口に放り込むと……甘い。身はねっとりとしていて、車海老のようなプリプリ感や歯ごたえは望めないが、エビ感(!)はバッチリ。18センチの体長のエビは剥いても10センチ以上の結構肉厚の身が残るので、一匹だけで十分口いっぱい頬張った!という感激をモノにできる。
もちろん、高級寿司屋の甘エビや白エビなどと比べたら、少し大味かな? と思えはしますが、しかしこれは100円寿司のシャリの上に2本ずつくっついた甘エビ(甘いけどなんかちょっと苦い)と比べるのはおこがましいと思える。赤エビ自体、回転ずしで最近よく見かける食材になってはいるけれど、剥きたてのパワーは圧倒的だ。純粋にこれがエビの甘さ……! という満足感を脳髄にダイレクトに送ってくれる。
特筆すべきなのは、海老ミソ! うまく剥けば3センチくらいの海老ミソが身にくっついて出てくるので、醤油に落とさないように慎重に扱いながら口に放り込めばそこは桃源郷ですよ。頭を落としたエビには求められないこの海老ミソを生で口に放り込む快感はぜひ体感してほしいですね。
まあ、海老味噌がうまくとれなくても、刺身を食べ進めて海老の頭が6〜10個もできれば味噌汁に放り込めば、エビのお頭の味噌汁のできあがり。とれなかった海老ミソがこれでもかといい仕事をこなします。
正直、一匹数十円とは思えないほどの幸せ時空がそこに爆誕することが約束されているのだ。
皮が薄くむきやすいので塩焼きでもパクパクいける! オススメはバター炒め
では、赤エビに火を通すとどうなるのか。
赤エビは加熱前から見事な赤色だが、火を通すことでさらに色鮮やかになり、ごちそう感はかなりある。
また、皮は比較的薄いので、パリパリと剥きやすく、焼く→食う→焼く→食うのサイクルの中で自然に剥けるため、カニのように「面倒!」ということにはならない。もう何なら皮ついたままでも食える。
味のほうは、火を通すとちょっと独特な風味を感じる。甘エビなどのねっとりとしたエビを焼いて食べた経験があまりないからか、焼いたエビを見るとどうしてもブラックタイガーやバナメイエビ、芝海老の食感を想像するため、「ん?」と思う人は多いだろう。
具体的には、ブラックタイガーなどはぷりぷりとして弾力があり、噛み切ると歯に適度な抵抗を感じながら、断面から甘みが飛び出るという具合ならば、赤エビは弾力は比較的少なく、噛めば身の繊維にそってほぐれていくという印象だ。一般的なエビとカニの間のような食感といえばわかりやすいだろうか。
しかし、甘みは十分感じられ、人の好みによってはこちらのほうが好き!という人がいてもおかしくないと感じた。
純粋な塩焼きでも十分うまいが、そのほぐれやすさや身の剥きやすさ、そして海老ミソを活かす調理法としてオススメしたいのはバター醤油炒めだ。
解凍したエビを刺身にして食べながら、二尾に一尾はサーブしておいて、10尾を超えたあたりで、バターを溶かしたフライパンの上に海老ミソがついたままイン! 好みに応じてにんにくや醤油で味をつけると、もうその部屋はエビの香りの暴力だ。え?ここ漁港!?
そのまま焼けたエビだけを食べても至福だが、アスパラガスなどの野菜や、ホタテなども入れればバターの風味と海老ミソの濃厚な風味が絡みあった悶絶するしか無い極上のソースで、口にした途端ヘッドバンキング必至。
何度か同じフライパンでバター焼きを行えば、フライパンには海老ミソが十分行き渡ったすごいソースがたっぷり残るので、茹で上げたパスタ(リングイネ推奨)をぶち込んで和えて食べてみる。すると、額に第三の眼が開きチャクラが回り始めます。