ドライブの必需品“車載用USBシガーチャージャー”はどれを買えば安心? ガチ検証で調べてみた
クルマによく乗る人なら車載用USBシガーソケットチャージャーを使う機会はあるだろう。シガーソケットを電源として、スマートフォンやタブレットを充電するために使うアレだ。近頃はスマホなどをカーナビとして利用する人もいるので、走行中の車内充電のためにもドライバー必携のアイテムとなりつつある。
それにしてもこのシガーソケットチャージャー、実に多くの商品が売られているが、性能に差はあるのだろうか(気にしない人のほうが多いと思うが)。シガーソケットに挿し込むアイテムだけに安全性も気になるところ。そこで、どの商品を使えばとりあえず問題ないのか、そのあたりガチ検証してみたぞ。
テストした製品(主にアマゾン購入価格)
- 製品① Anker / 24W デュアルUSBポート カーチャージャー(1,399円)
- 製品② バッファロー / USBシガーチャージャー 2ポートタイプ BSMPBDC03BK(1,000円)
- 製品③ Amazonベーシック / 2ポート USBカーチャージャー(599円)
- 製品④ Belkin / デュアルUSBカーチャージャー F8J071bt04-BLK(1,640円)
- 製品⑤ ELECOM / USBシガーチャージャー(巻取り式)MPA-CCRMU21BK(1,277円)
- 製品⑥ WyStyle / 2ポートUSBシガーソケットカーチャージャー WY-CAR001(1,600円)
- 製品⑦ Aukey / 小型4ポートUSBシガーソケットチャージャー CC-01(1,699円)
- 製品⑧ Belkin / シガーソケット急速充電器3ポート(1,580円)
- 製品⑨ ダイソー / USB充電シガープラグ(108円)
検証方法
メーカー公称の充電性能があるかどうかをチェックするため、電子負荷回路を自作(こちらの検証記事と同じもの)。データロガーと組み合わせて使い、負荷容量と充電電圧の記録を取った。なお、ヒューズ付きのチャージャーは負荷をかけすぎると切れてしまうので、ヒューズ部分は短絡し、電源供給を直結して検証している。
各チャージャーの「検証結果」にある「出力電圧」は6.8Ω負荷時の電圧で、「最大負荷」は電圧が4.5Vに降下したときの電流の値だ。
また、コンデンサーが粗悪だと、充電しながら音楽再生した場合、音にノイズが乗る可能性がある。そこで6.8Ω負荷時のノイズレベルをオシロスコープで計測し、ノイズの大小を示した。
というわけでガチ検証スタート!
(結果だけ知りたい方は5ページへ!!)