今、アメリカでちょっと変わった目玉焼きが人気なんだそうです。「Egg in Clouds」や「Eggs in a cloud」といった名前で呼ばれているそうなのですが、InstagramやYouTubeで検索してみると、ほわわ~、目にも幸せな写真や動画がたくさん!
見た目が完全にしあわせフード! これは試してみなきゃ!
エッグ イン クラウドを作ってみた
卵をそのまま焼くのではなく、白身だけを泡立ててふわふわのムース状態にしたところへ黄身を載せ、オーブンで焼くんですね。手間はかかりそうですけど、このビジュアルはそそりますよねぇ。ということで、さっそく試してみました。
常温の卵を黄身と白身に分け、白身はボウルに入れて泡立てます。今回はハンドミキサーを使いましたが、人力でも3分程度で泡立てられますよ。その間に、オーブンを200度に予熱しておきます。
▲卵は冷たいと泡立ちにくいので、常温に
ボウルを傾けてもタレないくらいになればOK。ここでベーコンチップやシュレッドチーズを加えるレシピもありますが、今回はシンプルに塩をひとふりだけ加えました。
▲卵1個なら人力の方が早いかも
天板にオーブンシートを敷いて、泡立てた白身を盛ります。スプーンなどで中央をくぼませ、黄身をそっと載せたらオーブンへ。5、6分焼けば完成です。
▲くぼみは大き目に作るのがコツ
お好みでオリーブオイルとコショウを振って出来上がり!
食べてみた
▲黄身になりたい……
ふわーー、これはテンション上がります~!
▲見た目が完全にふわっふわしてる
▲もうひとつ作ってみた
▲ふわっふわの雲海か
では、いただきますよ♪ ナイフを差し込むと、もふっとした白身のあいだにとろ~っと半熟の黄身が流れ出します。これを白身にからめてからの……
▲い、いきますよ(ドキドキ)
ふわくしゅっ
え、私、今なに食べた?!
味は普通に卵なんですけどあまりにふわっふわで口に入れた瞬間くしゅぅと消え去ってしまう儚さに幸福感が吹き出し平らげてみれば何を食べたか覚えてないレベル、、、これ、天上の食べ物や、、、。
ふつうの目玉焼きと比べると幸福感はまさに雲泥の差。卵1個でこんなに心が満たされちゃっていいのかしら。
これ、うまく作るには黄身の扱いがポイントです。卵を黄身と白身に分ける時、黄身が少しでも混じってしまうと白身がふわふわに泡立ちません。すくって取り出すか、あきらめてスクランブルエッグにしましょう。
また、白身に黄身を載せる時、黄身が破れていると重さで沈んで下から流れてしまいます。
▲失敗例
そんなこと言っても破れちゃったよ……という時はこの方法で敗者復活!
▲こんな感じ
パンに白身を載せ、くぼみを作ってほぐした黄身を流しこみます。これなら下から流れ出さないから安心です。あとは同じように焼くだけ! もふっとした白身の下に半熟の黄身が沈み、さっくり焼けたトーストと織りなすコンビネーションが絶妙です。ベーコンやチーズを加えるレシピも合いそうですね。
卵1個で心が満たされる癒しの一皿。優雅な休日ブランチなどにお試しくださいませ。