コストコのお魚コーナーで人気の『塩サバフィレ』7枚入り1,200円前後(100gあたり108円)。
魚焼きグリルかフライパンで両面焼けば、ご飯と味噌汁を添えるだけで塩さば定食の完成!と、手間なしで1食作れる便利な食材です。この食材を冷凍保存することってできるのでしょうか?
食べきれないから冷凍保存したい
大きさは、多少のばらつきはありますが、だいたい23〜25cm程度です。
手軽とはいえ、7枚は多くないですか? 凍った状態で売られていれば冷凍保存して気長に消費できますが、これ、解凍されて売られているんですよね。見てください、購入してから帰宅した頃にはドリップが出まくってました。
解凍した魚は再冷凍すると美味しさを失うし、解凍後日が経った魚は匂いがでるし。そもそも消費期限も3日しかないし、毎日さばを食べるは大変だし……。もう〜、どうしたらいいの!?
ポイントは “焼いてから保存”
冷凍されていた魚からは、解凍の際に水分と旨味を失ってしまいます。これ以上美味しさを逃さないよう、一度焼いてから保存しましょう。また、食味をキープするためにも10日を目安に早めに食べきってください。
焼く前は、ドリップが出ていたこともあり「旨味が逃げてしまったのでは?」と心配になっていましたが、全然問題なし! 脂が乗っていて臭みも気にならなくて、普通に美味しい塩さばフィレです。
保存方法は!?
少し手間ですが、コストコで購入した日のうちに、7枚のフィレ全てを焼いてしまいましょう。焼きながら他の買い物アイテムを仕分けしたり食事の準備をしているうち、サクサクと7枚全部が焼けました。
保存前のひと工夫「骨抜き」をしておくと便利
せっかく「一度焼いてから冷凍」という面倒なことをするのだもの、後がちょっと楽になるひと工夫をしておきませんか。そう「骨抜き」です。コストコのフィレは3枚おろしという中骨を取り除く方法でスライスされていて、そもそも骨はあまり残っていません。でも、後で食べる時には、骨がない方がいいですよね。魚専用の骨抜き器がなければ、箸やフォークなど先が尖ったものを使って、骨を取り出してください。
ラップに包んでからアルミホイルの中へ。そして冷凍庫にIN!
お皿の上にラップをひき、中央に粗熱の取れたさばを置きます。左右・上下からぴっちりと包み、なるべく空気に触れないように包んでいきましょう。空気に触れると酸化が進み、美味しさが損なわれてしまいます。
そして、ゆっくりと冷え固まると細胞が壊れてしまうため、美味しさを保つためには急激に冷やし細胞を壊さないことが必要。冷気伝道スピードの早いアルミホイルに包むことで、家庭でも急速冷凍に近い冷凍方法をすることができます。アルミホイルに包んだ後は、空気に触れないよう、さらに保存袋に入れて冷凍庫へ入れてください。
解凍した焼きサバに酢飯を載せれば、ごちそうメニューの完成!
焼きさばの解凍は、わずか1分20秒程度。温まったら皮を下にして置き、身の上にお茶碗に軽く1杯程度の酢飯を置き、ラップできつく巻いて放置。熱が冷めたら、ごちそうメニュー「焼きさば寿司」の完成です!さばと酢飯の間には、しその葉や千切りのしょうが、みょうがなどの薬味を入れても美味しいですよ! ※解凍時間はご使用の機種によって異なります。
準備がちょっと面倒ですが、解凍後はとても手軽に美味しいさばを楽しめる『塩さばフィレ』。コストコで見かけたら、ぜひチェックしてみてくださいね!