大事に使っていたスキレットなのに、うっかり焦がしちゃうこと……残念ながらありますよね。ちょっと疎遠になったと思ったら錆びちゃうことも。今回はスキレットの2大トラブル対処法をご紹介します。
ガンコなコゲは浮かせて取る!
普通に洗って落ちないコゲがあっても、せっかく作った油の皮膜を守るため基本的に洗剤は避けた方がベター。焦げ付いた汚れは無理に削らず、お湯で浮かせて落としましょう。
用意するもの
- スクレーパー(シリコン製のヘラ)
- 重曹
- 食用油(サラダオイル、オリーブオイルなど)
- ペーパータオル(半分サイズでOK)
スタート!
① 油分や食材などの汚れをできるだけスクレーパーでこそげ落とします。
② 水を入れて火にかけ、沸騰させます。
③ コゲが柔らかくなったら火から下ろし、お湯とたわしで洗います(冷水を使わないように)。
④ ガンコなコゲには重曹をふりかけ、湿らせて5~10分程度置き、手順2・3を繰り返します。
⑤ それでも薄いコゲが残ってしまったら、スキレットを火にかけ空焼きを。ススのように浮いてきたら火を止め、粗熱をとってお湯とたわしで洗います。
⑤ 最後に油を薄く塗り、弱火で5分加熱して完了です。
サビサビのスキレット、もう使えな……くない!
スキレットの錆びは落とせます。ただし、がっつり落としてしまうと油の皮膜もなくなってしまうので、またイチから育てていきましょう。スキレットの成長はこまめに使ってこそ、です!
用意するもの
- 食用油(サラダオイル、オリーブオイルなど)
- ペーパータオル(半分サイズでOK)
- くず野菜(ネギや生姜などの香味野菜があるとなお良し)
- 金属たわし・クレンザー(錆びがひどい場合)
スタート!
① これくらいの錆びならお湯とたわしで洗い、通常のお手入れを施しておけばOKです。
② ガンコな錆びには直接火を当てて炭化させます(黒くなります)。
③ 粗熱をしっかり取ってから(いきなり水で冷やさないこと)、金属たわしやクレンザーでゴシゴシ落とします。
④ よく洗い流し、中火にかけて乾燥したら火を止めます。全体に油を薄く塗って再び火にかけます。白い煙が出て、おさまったら火を止めて冷まします。
⑤ 油を多めに熱し、くず野菜を入れて軽く焦げ目がつくまで炒めます。火を止めて野菜を取り出し、スキレットが冷めたらお湯とたわしで洗います。
⑥ 最後に油を薄く塗り、弱火で5分加熱して完了です。こまめに使って再びスキレットを育てていきましょう。