極上食材を豪快に調理する――まさに金に糸目をつけない男子的料理道を突き進んでいる人がいます。
現在、漫画誌「イブニング」で『めしにしましょう』を連載中の漫画家・小林銅蟲先生。作品のネタとして料理しているだけでなく、プライベートでも豪快料理を実践しているんです! また最近では、pixivコミックで連載されていた『寿司 虚空編』がコミックス化され、さらに重版も決定とノリまくっています。
今回はそんな小林銅蟲先生から、「大量のマツタケですき焼き会を開催するから来ませんか? 記事にしてもいいですよ」とのお誘いをいただきました。大量のマツタケ!? マツタケすき焼き!? ちょっと聞いただけでも暴力的に美味そう! これはお邪魔するしかないでしょう!
牛肉という山
まずキッチンに足を踏み入れると、牛肉の山がお出迎え。全部で5kgとのこと。なかなか見られないビジュアルですね。
そして主役のマツタケが、タワー状に積まれています。こちらも5kg。もう二度と、こんな光景を見ることはないでしょう。そもそも、肉:マツタケ比が1:1って!
「マツタケすき焼き」は味も香りもうまみも最強クラス
それでは調理の様子をお届けしましょう。とりあえず、マツタケ取り出します。洗って石突きを取るところまでは、自宅でやってきたそうです。ボリュームがボリュームなだけに、それだけで3時間くらいかかったとか。
まさに「きのこの山」状態。しかもマツタケです。恐ろしいですね。
割り下は、シンプルに醤油と砂糖のみ。小林先生、味を見ながら豪快にドバドバ入れていきます。
マツタケを4分の1にどんどん引き裂いていき……。
割り下で煮ていきます。大釜ときのこ。黒魔術的な光景です。
マツタケが煮えてきたら、満を持して牛肉を投下。
手元で卵と絡めると、このような状態に。これは美味くないわけがありません。牛のうまみとマツタケの香り&食感が合わさって、最強に高まります。味も香りもうまみもとにかく強い!
後半戦では、マツタケの炊き込みご飯も登場。マツタケの比率がおかしいですね。
もちろん美味いです。強烈に美味すぎるマツタケすき焼きの後なだけに、やさしい味わいにほっとします。……これでも十二分に贅沢なんですけどね。
こちらはオマケのホイル焼き。美味くならない要素はありません。
このマツタケすき焼き会には20人以上が参加していたのですが、全員が思う存分マツタケを食いまくれました。さすがに5kgの威力は半端ない!
これからの季節、マツタケを食べるときは、「すき焼き」もオススメですよ!
<参考リンク>
・小林銅蟲『寿司 虚空編』インタビューなどは pixiv で!