近頃ずいぶん涼しくなって、いよいよ長袖の季節。冷える日はコンビニのアツアツおでんについ手が伸びちゃう、って人も多いと思います。ところで、おでんを食べて残ったお汁ってどうしてます? そのまま飲んで美味しいかというとすでに冷えてて微妙だし、かといって捨てるのも何かもったいない……。
そんなときに試したいのが、残りおでん汁で作る即席茶碗蒸し。おでんの残りと卵だけで超ラクチンにできる、寒い日に二度嬉しいリメイクレシピを以下にご紹介いたします!
①とりあえずおでんを楽しむ!
まずはおでんを好きなだけ調達。コンビニでめいっぱい買ってきたものをさくっといただきます!
タネもお好みでOK。今回は茶碗蒸しリメイク時の具としてちくわだけ残しました。
②卵とお好みの具材を用意
本格的に作るなら鶏肉や三つ葉や椎茸や銀杏……と色々欲しくなりますが、必須の材料は生卵だけ。 今回は手軽に茶碗蒸しっぽさを楽しむため、加えて出汁巻き玉子と海鮮スティック(カニカマ)を用意しました。
③卵を溶いて、ザルで濾して汁に投入!
生卵を容器に移して十分に溶きほぐし、その溶き卵をザルなどで濾しておでんの残り汁にぶち込みます。図ではかす揚げを使用。ちなみに分量はお汁150mlあたり卵1個が丁度良いです。だいたいおでんの大容器なら2個、小さな容器なら1個くらいです。卵の文量だけあっていれば、できあがりに差はありますがそのまま入れてしっかり混ぜるだけでもOK。
そのまま溶き卵とおでんの残り汁をよくかき混ぜます。おでん種の残りカスなどの不純物が気になるなら汁も濾したほうがいいですが、濾さずとも特に気にならないと思います。
④お汁を具材と一緒にレンジでチン!
③で作った卵混ぜ汁を、適当に小さくバラした具材と一緒にレンジでチンします。ちなみに一般的なマグカップは180ml程度の容量なので、「おでんの容器捨てちゃった」とか「コンビニごとの容器のバラつきが気になるから、それなりにちゃんと計量したい」という人は汁をマグに移し替えて作るとラクです。
汁と具の入った容器にラップをして、レンジの弱で7分間(200wで7分)。さて、出来上がりのほどは……
⑤茶碗蒸しが完成!
このとおり、アツアツプルプルに固まった茶碗蒸し風の一品ができちゃいました! ……しかしコレ、味もちゃんと茶碗蒸しなんでしょうか?
味も……ちゃんと茶碗蒸しだった!
一口いってみると、甘味がちょっと強めで、卵の優しい風味にダシの旨味が組み合わさったお味は明らかに茶碗蒸し! しかも結構レベル高いヤツです。具が本格的だったらお店で出されても違和感ないかも……おでんダシの底力、恐るべし!
せっかくなのでもう一回調理。おでんの小容器を使いましたが、レンチンしたらやや曲がってしまいました。
蒸し器ナシでこんなラクに雑味もなく茶碗蒸しが作れるとは……。
余ったおでん種ひとつと簡単な具材だけでも、味が染みてぐっと満足感がアップ、ボリュームも十分です。これ、うどんと一緒に調理すれば小田巻蒸しになって、普通に一食分になりそうな予感がします……!
ちなみに卵を溶かず濾さず、そのまま汁にドボンして、くるくるとかき混ぜた後レンチンしても作れます。そんなものぐさ調理でできたのがこちら。表面が卵焼きっぽくなっちゃってますが、味自体は全然イケます。
要はおでんに飽きてきたら即卵をぶち込んでかき混ぜチンすれば、種次第で簡単に具だくさんのあつあつ茶碗蒸しになるということ。刺激を求める人は色々試してみるのもアリかも?
アツアツの茶碗蒸しはおでんに負けず劣らず、寒い季節にピッタリなあったか料理。おでんに物足りなさを感じたときにぜひ一度試してみてください!