最近、テレビなどで紹介されてブームになっている『塩豆腐』。その名の通り、塩をまぶし水分を減らして熟成させた豆腐のことです。「濃厚でモチモチのモッツァレラチーズみたい!」というコメントを聞いて、期待して試したけどそれほどでもなくない? っていう、ちょっと物足りない思いをしたみなさん。今度は『塩麹豆腐』を試してみませんか?
材料はふたつだけ
塩麹。定番の調味料になりましたね。写真はマルコメの『プラス糀』、近所のスーパーで208円でした。
どこにでもある絹ごし豆腐。200gが2丁入りで100円です。
材料な上記の2つだけ。絹ごし豆腐200gに塩麹小さじ3杯分を塗り、二重にしたキッチンペーパーに包んで保存容器に入れ、冷蔵庫で一晩。容器に溜まった水分を捨て、キッチンペーパーを取り替え、さらに寝かします。
▲作り方は塩豆腐と同じ
食感がチーズ……?
途中で容器に溜まった水を捨てつつ、2日間熟成させたのがこちら↓です!
▲包丁で切ってもフォークで刺しても崩れない濃厚さ
比較用に塩豆腐も作ってみました。こちら(下の写真)は豆腐200gに塩小さじ2/3杯をまぶして同じ時間置いたものです。塩豆腐は弾力があってプリッとしている感じ。それに比べると塩麹豆腐の方は、まったりもっちり、塩豆腐よりも重厚な質感といった感じです。
▲塩豆腐はツルンとした絹ごし豆腐の食感がそのまま濃縮された感じ
さて、お味の方は……? 塩豆腐は濃厚な豆腐にほのかな塩味で(そのまんまですが)、意外とサッパリな後味。塩麹豆腐は麹の力で塩味だけじゃない旨みが加わり、発酵の香りも手伝って、よりチーズに近い濃厚さを味わえます。
ということで、塩豆腐よりちょっとリッチな体験ができる塩麹豆腐の作り方と比較でした。
塩麹豆腐をアレンジ!
では、塩麹豆腐のリッチな味わいを活かしたアレンジを試してみましょう♪
定番はトマトと合わせたカプレーゼ風サラダ。オリーブオイルとコショウ少々をふりかければ、程よい塩味とまったり感がトマトの甘みを引き立てます。塩豆腐よりモッツァレラ感が高いかも。より濃厚に味わいたいなら、アボカド&マヨネーズで和えるのがサイコーの組み合わせです。
▲しっかり熟成させた塩麹豆腐が合います
続いては肉と組み合わせてみましょう。お豆腐ですから、こってり系との相性もバッチリです。塩麹豆腐を1cmくらいの厚さにスライスし、豚肉スライスで巻き、片栗粉をまぶして焼けば、薄切り肉がこんなにボリューミーに♪ 肉汁の旨みがもっちりした塩麹豆腐に絡むベストコンビです。今回はカレー粉を振って香ばしく仕上げてみました。マスタードソースやチリソース、おろしポン酢なども合いそうですね。
▲肉に軽く塩コショウしておくのが旨みを出すコツ
この他、崩れにくいので麻婆豆腐や鍋の具にしたり、そのままドォンとエアーズロックな豆腐ステーキにするのもおススメです。ところでこのもっちり感、なんかアレっぽくないですか……? ほら、
▲アレですわ!
塩味控えめ(小さじ2杯)で仕込んだ塩麹豆腐に黒蜜&きな粉を合わせたら、くず餅風スイーツになりました♪ 甘味までいけるとは、守備範囲広いなあ!
仕込み時間はかかりますが、安いしヘルシーだし、和洋中華+スイーツにもアレンジできるし、何より安いし(大事な事なので二度)、ぜひ試してみてください!