使い込むほどにサビにくく、コゲにくく、料理の仕上がりも良くなるという鉄製フライパン「スキレット」。ブームに乗ってニトリやダイソーで買ったみなさん、そろそろいい感じに使い込まれて油が馴染んできた頃でしょうか。
ゲットしたモンスターと同じく、日々手を掛け育てることがマイスキレット進化の秘訣。ただ油を塗っておくだけじゃダメ! そこでお手入れ方法の一例をご紹介。
基本は「洗う→乾かす→油を塗って加熱」の3ステップ。初心者さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。
買ってきたら使う前にやること
今回はニトスキ(ニトリのスキレと)でできる美味しいレシピを紹介したムック『塩山舞の「ニトスキ」レシピBOOK』を参考にメンテ方法をご紹介します。食卓を華やかにするスキレット料理、ぜひお試しあれ!
買ったばかりのスキレットは、使う前にあいさつ替わりの一手間を。表面のさび止め剤と最初の鉄臭さを取り除きます。
- 用意するもの
- 食用油(サラダオイル、オリーブオイルなど)
- ペーパータオル(半分サイズでOK)
- くず野菜(ネギや生姜などの香味野菜があるとなお良し)
お手入れスタート!
① まずは食器用洗剤でよく洗い、お湯ですすぎます。
② スキレットの半分くらいまで水を入れ、中火で加熱。沸騰したらお湯を捨てる。
③ 水気がなくなり、表面が白っぽくなるまで再度加熱。乾いたら火を止め粗熱を取ります。
④ 全体に油を薄く塗って弱火で加熱。
⑤ 白い煙が出て、収まったら火を止めます。
⑥ 油を多めにひいて熱し、くず野菜を炒めます。野菜がコゲはじめたら取り出して火を止めます。
⑦ スキレットが冷めたらたわしで水洗い。再び中火にかけ水分を飛ばし、乾いたら火を止めて粗熱を取ります。
⑧ スキレット全体に油を薄く塗り、最後に弱火で5分ほど加熱して完了!
* * *
以上がスキレットを購入して使いはじめる前に実施するお手入れの一例です。続いて、日ごろのお手入れ方法といきましょう。
ふだんのお手入れ方法
大事なのは毎日の使用後のお手入れ。きれいに汚れを落とし、油の被膜を保つのがコツ。女性のスキンケアみたいですね(水分を飛ばすのは逆ですけど)。
- 用意するもの
- 食用油
- ペーパータオル
お手入れスタート!
① お湯とたわしで汚れを落とします。ベタベタが多い場合は、お湯につける前にヘラや新聞紙などで取り除いておくとラクチン♪
② 水分を拭き取り、火にかけてよく乾かします。細かな凹凸に入り込んだ水分も徹底排除!
③ 粗熱が取れたら全体に油を薄く塗ります。最後に弱火で5分加熱して完了!
しばらく保管する際は、しっかり冷ましてから新聞紙でくるみ湿気の少ない場所へ。でも、いい子に育てるにはこまめに使うのが一番ですね!