いつの間にか、かなり秋ですね。夏に買った「そうめん」と「ひやむぎ」がまだ残っているんですけど、いっしょにゆでちゃってもいいですか?……なんていうと麺好きには怒られるかもしれませんが、正直、違いがよく分かりません。。。
ということで、調べてみました。そうめんとひやむぎの違いって何なの?
うどん・そうめん・ひやむぎの差は……太さ!
全国乾麺協同組合連合会の公式サイトによると、JAS規格(日本農林規格)でひやむぎは「長径1.3mm以上、1.7mm未満」、そうめんは「長径1.3mm未満」と定義されています。「長径」というのは楕円の径の長い方のこと。麺の断面が正円でないために、一番太いところで測るという意味のようですね。
単純に太さの違いなのか……。
しかし麺には機械製麺の「乾めん」と手作業による「手延べ干しめん」があり、手延べ干しめんについては、長径1.7mm未満は「手延べひやむぎ 又は 手延べそうめん」とされています。って、どっちでもいいんかい! これは、手延べだと太さが均一でない場合があるから、という理由のようです。
機械製麺・乾めんの太さの長径が
- 1.3mm未満なら …… そうめん
- 1.3mm〜1.7mm未満なら …… ひやむぎ
- 1.7mm以上なら …… うどん
手延べ干しめんの太さの長径が
- 1.7mm未満なら …… 手延べそうめん or 手延べひやむぎ どちらでもOK!
JAS規格ができる前は一寸の幅に入る麺の本数が基準で、「おおむね」ひやむぎは18〜22本、そうめんは24本以上だったそうです(23本の立場は……)。まあともかく、今も昔も太さを基準に「太めがひやむぎ」「細めがそうめん」で、手延べに限ると「一部で相互乗り入れ」でOKってことですかね。
ついでに。幅4.5mm以上かつ厚さ2.0mm未満の乾めんなら「ひらめん」「きしめん」「ひもかわ(幅4.5mm以上ってレベルじゃない)」、かん水を使っている乾めんは「中華めん」と表記することができます。ここには出てこない「そば」ですが、JAS規格で「そば粉」を40%以上使用したものと規定され、干しめんとは異なる扱いとなっています。
<参考リンク>
・農林水産規格|乾めん類の日本農林規格