ちょっといい感じの居酒屋のメニューなどで見かける「海ぶどう」。食べたことありますか? ぶどうっぽい見た目ですが、実はれっきとした海藻。「クビレズタ」という名前があるものの、「海ぶどう」とか「グリーンキャビア」という呼び名が一般的です。
この海ぶどう、プチプチした食感とにじみ出る塩気(海の味!)が鮮烈で、ビールのアテなんかにもたまらないんですよね。居酒屋でしか見たことないという人もいるかもしれませんが、実は大きめのスーパーなどでもたまに売られています。もし見かけたら、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
ですが、そんなときに絶対に覚えておいてほしいことがあります。いますぐ食べないからといって冷蔵庫に入れてはダメ! 絶対! とんでもないことになってしまうんです……。
海ぶどうを1パック買ってみた
こちらが今回入手した海ぶどう。購入したのは「銀座わしたショップ」です。1パック80gでたれ付き。お値段は通常1300円のところ、割引価格で1080円(税込)でした。うーん、けっこう高価なんですね。そういえば、コストコでも海ぶどうを扱っており、そちらはけっこう格安との噂。チャンスがあったら、そちらもレビューしたいと思います。
パックのフタを取ったところ。整然と並んだグリーンの粒が美しいですね!
海ぶどうのトリセツ
こちらが、購入の際にもらった海ぶどうの取扱説明書。「パックのまま常温(室温)で保管してください。」と書かれています。特に注目すべきなのがこの2つ。
- 冷蔵庫に入れないでください。
- 直射日光や30度以上の高温と10度以下の低温にご注意ください。
海ぶどうにとっての適温は20~27度とのこと。10度以下になる冷蔵庫なんて、もってのほかなんですね。じゃあ、もし冷蔵庫に入れたら、どうなっちゃうんでしょうか?
冷蔵庫に一晩入れた結果…
というわけで、冷蔵庫に一晩入れた結果が上の写真。明らかに萎んでしまっていますね。とはいえ、この状態でもぜんぜん食べられます! プチプチ食感がかなり失われてしまっているのが残念ですが、もし間違って冷蔵庫に入れてしまった場合も、捨てずに食べましょう! お高いものなので!
左の3つが冷蔵庫に一晩入れた海ぶどう。右の3つが常温で保管したものです。右のほうがピチピチしており、みずみずしさがあることがわかるでしょう。
海ぶどうの食べ方は?
常温で保管しておいた海ぶどうを、食べる直前に軽く水ですすぐだけでOK。このとき、氷水に浸すとより食感を出すことができます。水をよくきって、皿などに盛り付けましょう。ただし、決してドレッシングを直接かけないこと! 海ぶどうがすぐに萎んでしまいます。ポン酢やドレッシングなどは小皿に注いでおき、海ぶどうを箸で取って、刺身のようにさっとたれにつけて食べる。これです! ゆずなどの柑橘系の果汁が入っていると、海ぶどうの味をより引き立ててくれますよ。
もちろん、何もつけずに食べても十分おいしいです。プチプチした食感と、大いなる海の味を、じっくりと楽しんでください!