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コンビニフードを自宅で再現! 「ビーフハンバーグもどき」をケミカルクッキングしてみた

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日頃お世話になっているコンビニフードたち。実においしそうなルックスをしています。それに実際においしい。でもコンビニフードに使われている材料の多くは家庭料理のものとはちょっと違います。

どんな材料を使って作られているのでしょうか?

というわけで試しに作ってみましょう。第1弾はコンビニ弁当に付き物の「ビーフハンバーグ」。より正確に言うならば、「ビーフ100%ではないビーフハンバーグ」もしくは「ビーフハンバーグもどき」です!!

目次

“ビーフ100%”ではないビーフハンバーグのヒミツ

ハンバーグ弁当のラベルをよく見ると、「ビーフ入り」と記載されていることがあります。そして原材料欄には「豚肉、鶏肉」などの表記があるだけでなく、「大豆」なんてものまで。

つまり、安い食材を使いつつ、牛脂などで風味をつけ、ビーフハンバーグに 仕立てているというわけです。それでは、さっそく再現してみましょう。

用意する材料

牛肉(少量でOK)、豚肉(少量でOK)、鶏肉(多め)、乾燥脱脂大豆(今回はおからで代用)、ラード、牛脂、ビーフエキス、オニオンパウダー、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、カラメル

作り方

最初にハンバーグに含ませる油を作ります。適当な植物油に乳化剤を加え、電子レンジで加熱して溶かし、そこに牛脂やラー ドをけっこう大量に投入します。肉に対して、油液3割くらいの気持ちで作りましょう。

さらにビーフエキスやオニオンパウダーを加えておきます。あとはミキサーで牛肉、豚肉、鶏肉、おから、油液を混ぜればOK。

このとき、白っぽくなってしまうので、カラメルで色合いを調整します。 最後に形を整えてフライパンで焼けば、ジューシーなハンバーグのできあがりです。

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▲鶏肉は多めに用意しておきましょう。写真右下はおからです。

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▲油を作る材料。左からラード、オニオンパウダー、乳化剤、カラメル、ビーフエキスです。

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▲油液を作ったら、ミキサーで材料をすべて混ぜます。

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▲形を整えたら、あとは焼くだけ!

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▲おいしい「ハンバーグもどき」が完成。材料は家庭料理とはちょっと違っても美味しさの方向は同じですね!

ワンポイントアドバイス

乳化剤を使うと、油と水など、普通は混ざらないものがうまく混ざるようになります。これによって大量の油液がハンバーグの中にうま〜く溶け込んで、焼き上がったときのジューシーさを演出してくれるのです。今回使用したのはグリセリン脂肪酸エステル(三菱化学フーズの「リョートーエステルSP」)。脂肪酸の種類によって性質は違いますが、それらをちょうどよく混合したものが業務用乳化剤として販売されています。

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