急に冷え込んできましたね! 冷えたカラダ、冷たくなった指先を温めるためにも自動販売機であったか〜い缶コーヒーを求める機会が増えてくるのではないでしょうか。
だから、わたし、気になります!(古い?) もっともあったか〜い缶コーヒーにありつける自販機はどの飲料メーカー? 最近「コカ・コーラの自販機が加温温度設定を2度上げた」なんてニュースもあったのでちょいと調べてみましたよ!
先月、コカ・コーラシステムから同社が日本各地に設置する自販機の加温温度を2度上げる、という発表がありました。へ〜。自販機の加温温度設定って飲料メーカー各社によって異なるみたいですね。そもそも自販機の缶コーヒーってどのくらいの温度なのでしょうか?
調べた自動販売機のブランド
本検証では次の飲料メーカー7社の自販機を対象としました。カッコ内は検証のために購入した銘柄です。
- コカ・コーラ(ジョージア エメラルドマウンテンブレンド)
- サントリー(BOSS 無糖・ブラック)
- キリンビバレッジ(FIRE 新豆100% BLACK キリマンジャロブレンド)
- アサヒ飲料(ワンダ ゴールドブラック)
- ポッカサッポロフード&ビバレッジ(ポッカコーヒー オリジナル)
- ダイドードリンコ(ダイドーブレンド デミタスコーヒー)
- 伊藤園(タリーズコーヒー バリスタズ デミタス)
検証方法
上記に挙げた飲料メーカー7社の提供自販機(自社製品のみ取り扱う)で、対象銘柄の缶コーヒー(ホット)をだいたい12時と20時に1本ずつ購入。その直後に開封し、デジタル温度計(CT-281WR)を使って最高温度を計測しました。
▲断熱材として缶コーヒーを保温カップに入れて測定。センサはもっとも高温になる位置で固定。
※掲載した数値は2015年11月26日時点のものです。計測は簡易的な方法によるもので精密なものではありません。また、すべての自販機で同様の結果となることを保証するものではなく、設置場所や商品の入れ替えタイミング、回転率等によって変化する点はあらかじめご了承ください。
最高温度はコカ・コーラの自販機で54.8℃!
上記表とグラフが飲料メーカー各社の自販機で購入した缶コーヒーの最高温度を測定した結果です。最高温度を示したのはコカ・コーラ(ジョージア エメラルドマウンテンブレンド)の自販機で54.8℃でした。加温温度の2度アップは従来の自社自販機と比してなわけですが、どうやら他社と比べてもあったか〜い温度と言えるのかも。
気になったのはキリンの自販機が他社に比べるとやや低い点。ただ、自販機では十分に加温される前に購入されるケースも多々あるでしょうし、そもそも各社は自社製品がもっともおいしく飲める温度に加温温度を設定していると考えられ、高温であるほど良し、というわけでもないでしょう。
もっともホットな缶コーヒーはコカ・コーラの自販機で!
今回のようなあくまでも缶コーヒーの温度に焦点を絞った検証では、もっともホットな缶コーヒーに遭遇できるのはコカ・コーラの自販機という結果になりました。ちなみに自販機缶コーヒーの平均温度は52.4℃でした。
以上、味には触れない自販機の缶コーヒー温度レポートは終了です!