夏休みといったら……そう! 工作の宿題です。なにを作るか決めましたか? どうせ作るなら人類がハッピーになれる工作がいい気がしませんか?(誰に向けた記事なのか)
なので、夏のしあわせフーズ「かき氷」をさらにしあわせな気分で楽しめるモノを作ってみました(正確には、coiler氏に作ってもらいました)。以前当サイトで光るかき氷を作る方法をご紹介しましたが、それをベースにちょっと課題だった点を改善したものになります。
はたしてその出来やいかに?(編集部)
あの「光るかき氷」には問題があった
前回作った光るかき氷は少々大がかかりでした。部屋の灯りをブラックライトにかえて、リア氷(リアルゴールドを使ったかき氷)を発光させるという手法。食卓を十分照らしきるくらいのブラックライトの用意やライトの付け替えが面倒でした。
▲部屋の灯りをソフトクリームみたいな形のブラックライトに変更。
▲リア氷が照らされて発光。楽しいけど準備が面倒。
なので、ブラックライト内蔵のかき氷グラスを作った
もっと手軽に光るかき氷を! ということで、coiler氏に「光るかき氷グラス」の制作を依頼しました。ブラックライトと電源を内蔵したかき氷グラス器で、どこの暗闇に持っていっても、部屋の設備を変更することなく、光るかき氷を楽しめるという仕様です。依頼したら一日で完成。coilerさん、はやい、はやいよ!
中身を確認してみますと、100均で見つけたという水色の容器にブラックライトと電源が底面に貼り付けたスポンジに載せてありました。容器手間のスイッチは電源のON/OFF。超音波カッターでちゃちゃっとカッティングして設置したそう。
電源は単3形乾電池を3本。もう3本を並列することも可能な仕様です。
ブラックライトを光らせるとこんな感じ。けっこう強いぞ……。
coilerメモ
- 使用したもの
- ガラス製のグラス(100均)
- プラスチック製のカップ
- 1W紫外線LED×3
- スイッチ
- 単3形乾電池×3本の電池ケース×2
- 3Ω1Wの抵抗×3本
- アクリル板
- スポンジ
- 輪ゴム
- 電線
- 両面テープ
- 作るときの注意点
- パワーの強いLEDを使っているのでLEDと抵抗の発熱・
放熱についての考慮 - 内部で部品同士がショートしないように絶縁する
- パワーの強いLEDを使っているのでLEDと抵抗の発熱・
- 使うときの注意点
- LEDが発熱するのであまり長時間点けっぱなしにしない
- 電池が2並列になっているので新品の同じ電池を使う(
もしくは半分のみにする) - 回路側に水分が行かないようにする
では使ってみましょう
まずはリアルゴールドを凍らせてかき氷を作ります。リアルゴールドには紫外線を吸収して発光するリボフラビン(ビタミンB2)がいい具合に含まれています。
かき氷グラスを特製容器にセットします。おや、なんかこのカラーリング、ふな◯しーぽくないですか? ないですか。そうですか。そんなことはさておき、さっそくお部屋を暗くして、正面のスイッチをポチっとな……!
めっちゃ光りすぎだろ!
うおおお! 想像以上に光ってるww 前回の光るかき氷が闇にぼんやり浮かび上がる光としたら、こちらは完全に電飾、エレクトリカルパレード状態!(本物のエレ〜を見たことはない) まぶしい、まぶしいよ! もはや紫外線を吸収して光ってるというか、そういう色のライトを仕込んでいるかのようで、謙虚さも何も感じない文明の輝きって感じです(いいのかそれで)。
近づいてみます。……うーん、光りすぎでは……。
透明のスライムを置いてみましょう。……底の見えない闇のような目が怖い。
そんじゃ、いただきます!
あああああ!
口元に運ぶと……
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ブラックライトから離れすぎて光らない!!
以上、夏休みの工作特集「どこでも光るかき氷グラス」をお届けしました。課題はいつか克服してみせます!