100円ショップの代表格「ダイソー」はコーヒーにかなり力を入れているようで、自社ブランド「DAISO CAFE」のドリップバッグを何種類も出しています。その実力はどんなものなのか、3種類を飲み比べてみましょう。
DAISO CAFE のドリップバッグ
DAISO CAFEシリーズのドリップバッグは、ダイソーなだけに、お値段はすべて108円(税込)。ただし、『スペシャルブレンド』と『モカ・ブレンド』は5パック入りで、『オーガニック』は3パック入りという点にはご注意を。
またドリップバッグは個包装されていませんので、開封したらなるべく早めに飲みきってしまうのがよさそうです。毎日飲むなら、さほど気にしなくてもOKですね。
ダイソーカフェ スペシャルブレンド(5パック / 108円)
味の傾向
- 苦味 ★★★★☆
- コク ★★☆☆☆
- 甘味 ★☆☆☆☆
- 香り ★★★☆☆
- 酸味 ★★☆☆☆
苦味と香りが立った、シャープな味わいです。コクや甘みは控えめで、すっきりしたコーヒーになっています。酸味も少なめで、日本人好みのブレンドですね。
生豆生産国は「ブラジル、ベトナム、他」。ベトナムの安価で苦味が強いロブスタ種の豆を、うまくブレンドしているのだと思われます。
ダイソーカフェ モカ・ブレンド(108円 / 5パック)
味の傾向
- 苦味 ★★★☆☆
- コク ★★☆☆☆
- 甘味 ★★☆☆☆
- 香り ★★★☆☆
- 酸味 ★★★☆☆
スペシャルブレンドに比べると、酸味と甘みを感じます。「モカならでは」とまでは行きませんが、それなりにフルーティで華やかなテイストだと言えるでしょう。今回テストした3種では、最もバランスが取れた味わいになっていると感じました。
生豆生産国は「エチオピア、インドネシア、他」。なお「モカ」というのは、基本的にはエチオピア豆のことですね(イエメン産も含みますが、生産量が少ないため、安価なブレンドではあまり使われません)。
ダイソーカフェ オーガニック(108円 / 3パック)
味の傾向
- 苦味 ★★☆☆☆
- コク ★★★☆☆
- 甘味 ★★☆☆☆
- 香り ★★★★☆
- 酸味 ★★☆☆☆
名前のとおり有機栽培で作られた豆です。パッケージには、しっかり「有機JASマーク」がプリントされていますよ。他が5パック入りで、これは3パック入りということで、一杯あたりで見るとちょっと高めですね。
他の2種と比べると苦味がマイルドで、独特の香りがあります。この香りをどう感じるかで、評価が変わってきそうですね。フルーティな香りの奥に土臭さがあり、好みが分かれるかもしれません。
生豆生産国は「ペルー」。ペルー豆のみを使っているところが面白いところ。ペルーはあまり有名な産地ではありませんが、それだけに値段の割にクオリティが高いイメージがあります。
どれを選んでも損なし! カフェインレスも秀逸!
3種とも一定のレベルはクリアしており、値段を考えればどれを選んでもハズレということはありません。3種ともどちらかというとバランス型で似通った味なので、もうちょっと個性的な豆もあると面白かったかも!?
今回は対象に含めませんでしたが、ダイソーのドリップバッグには『ダイソーカフェ カフェインレス』もラインナップされています。こちらもカフェインレスとしてはかなりおいしく、オススメなんです。